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2005年05月06日(金) |
性教育って言うか基本教育。 |
「あのね〜お母さんのち●ち◎には髪の毛が生えてるんだぞ〜」
息子は全裸でそう言った後、きゃあと叫んで逃げた。 幼稚園のプール教室の出来事だ。少し前に、とても書けない話と書いたが やっぱり書いて置く事にする。何しろ情けない思いをしたからだ。 息子は嘘を言っているわけではない。だがそれは髪の毛ではない。 そしてそこには小学1〜6年までの男女と、男の先生数人(若い)女の先生数人(若い) 私よりは若いお母さんズが 何人か居合わせていた。
昔、男の子で本当にお馬鹿さんな子がいて、下品でくだらない事を言っては 親にどつかれていた。私はそう言う連中と良く遊びはしたが、自分は勿論 そんな事は口には出さない。まあ、どうでもいいや くらいに思ってた。 最近、そんな馬鹿な子を見掛けなくなったなと思ったら久し振りに目にした。 それが自分の息子だったので二重にびっくりした。 その場に居合わせた先生の中に、息子が2年お世話になったT先生が居た。 T先生は反射的に「そんなもん、ち◎ち×に毛なんて誰だって生えてる! そんな事より 早く着替えなさいっ」と言った。 私は、これにも かなりびっくりした。この人の親御さんは、きっと良い人達 なんだろうなあなどと考えた。息子を見てもらえて良かった。 だが、他の人たちは ちょっと固まった。特に男の先生が。 T先生の口癖は 「お母さんは大人しい人だから・・・」だ。 私はちっとも大人しくなんか無いのだが、とにかく息子にこんな事をいきなり 言われて、私が大層動転していると感じた先生が フォローしてくれて、余計に どえらい事になってしまったと言う感じだ。私達のずれ加減は 良く合っている。
家に帰って、息子にちんの話などしてはいけないと話した。 「どうして?」 「おしっこするところの話をするのは恥ずかしいでしょ。恥ずかしいんだよ」 「ちんはおしっこするところだから、恥ずかしいの?」 「・・・・・・うん」 馬鹿正直にも 間が空いたのを感じる私。 「その話を大きな声でするのは恥ずかしいから駄目。母さん恥かいた。猛烈に」 「そうか」 そうかじゃないぞおおお〜〜〜っ。 「それから、お母さんにち●ち◎はない」 ついでに性教育に突入。 「ないの??」 ・・・もう6歳なのに、そんな事も(泣。 「ない、あるのは男の人だけ。だけど どっちにしてもその話しはしない」 「そうか」 男同士では する事も何れはあろうが、男女を分けて説明するのは 現段階では逆効果っぽいので止めた。 「ねえ、お母さん。何で毛が生えてるの?」 やっぱり来たか。 「大事なところには毛が生える、頭とか」 「そうか」 お祖父ちゃんの頭はそれでは大事じゃないのかと言う切り返しは まだ出来ないんだよね。大事でも抜けちゃう事もあるってだけだけど。
何でこれをまた蒸し返しているかと言うと、息子が突然 「お母さん、ごめんね、学校でまたお母さんのち×ち●に髪の毛が生えて いるって言っちゃった〜」 と言ったので、私は大層驚いた。だが直ぐに、息子がにや付いているので 嘘だと判ったのだ。 「冗談、冗談」 お前、あの時だけでも十二分に大変な事態になっていた事も判らないで・・・。 それと、それは髪の毛じゃなくて下の毛なんだと、ずっと言ってやり たかったんだけど、また大変な事になりそうなので、舌の先まで出掛かった 物を 慌ててぐいっと飲み込んだ。
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