不機嫌なブーケ QLOOKアクセス解析

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2005年05月15日(日) 春の空。


春の空はそんなに高くない。
だけど この季節の空が 私には一年のうちで一番、遠く思える。
何故だろう? 何かに手を伸ばして見ようかな などと言う気持ちに
なるからだろうか?

夏になると、それはもう余り思わない。
季節に急かされる様に ただ前に歩いている。北国の夏は短い。
空を見上げる事があっても 雲の高さまでは感じない。
秋の空が一番高いが、その時はもう 諦めている。空が遠いと言う事は
当たり前の事と思えるようになっている。全てが順調である、それなら
それで良いのだ、そんな気分になっている。
冬の空は低い。近い筈だが 空は見えない。見ていないのかも知れない。

どの季節でも いざ手を伸ばそうと考えた時、空の遠さを思い知らされる。
それが本当に遠いのだと、身にしみて解る様になったのは おそらく
ここ数年の事だ。歳を取った、そう言う事なのかも知れないな。

こんな話をしてみたかった、あの人が行ってしまったのもこの季節であり
彼女の元を 訪れる際には持参したい両切のピースを 何処で買ったら
良いのかな?などと 私は考えている。









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