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2005年06月10日(金) ムシキング・・・。


ムシキング。
ちょっとは下火になっているのか、その辺りは判らないが幼稚園から
小学校低学年くらいの男の子にはこの話題を振ると結構な確率でお友達に
なれる。ポケモンと並ぶ便利なゲームだ。
でも、実際に やった事はなかったんだよね。
「そうか〜技カードそんなにたまったんだ。すごいね、辞典も持ってるんだ〜」
話くらいは合わせられるさ。大人だもん。
実際は1枚100円としてカード100枚で10,000円かよっなどと考えている。
自分は大人買いする癖に、子供用の出費にはシワイ私だ。
しかもこれはアーケード専用。並んでるったら並んでる。
子供の行列ほど怖い物はないので、これまで近付いた事はなかった。
「ああ〜っムシキングだあ」(息子)
「そうだね」(私)
こんな、感じであった。

ところがその日のスーパーはたまたまムシキングがガラ空き。
「・・・・・・」 元々私はゲームをする大人。カードも好きな物なら買う大人。
100円を入れてみる。カードが出てきた。
「カードをスキャンしてね」ちょっと待って。
どうやらこれは虫ではなく虫が覚えるのカード。
「ワザカードをスキャンしてね」
・・・・・・「ワザを覚えたよ」 やったね。
だが虫カードは持ってない。こう言う場合はどうなるんだろうと思ったら
無条件でカブトムシになった。ほお。
要するにジャンケンボタンで相手に勝てば 自分が技を出せると言う。
むか〜しドラゴンのゲームでこんなのがあったんだよ 持ってたんだよ何だっけ?
CDから読み込んでドラゴンが出て来る、でもモンスターファームじゃない奴。

訳がわからず連打する息子。同じボタンを押してる割にあっさりと3勝した。
3回買ったら終わり。子供配慮だ。商品は何かな?
・・・なにも出て来ないって事は勝ち負けよっか最初のカードか。
へえ〜。100円投入。
と言う訳で300円投入した結果、カードが3枚になった。虫2枚。技1枚。
ガイドの妖精らしい少年が初心者向けに 次の手のヒントをくれるのだが
話を聞かない息子が連打してしまう。 落ち着かないったらない。
ふうん・・・。帰りに子供向け甲虫図鑑を買って帰る。

甲虫図鑑は面白かった。世界のクワガタやカブトムシが勢揃いしているのは
良いのだが、それぞれに「かっこよさ」「気性」「強さ」「レア度」などの
評価が★で記してあるのだ。
私はかっこよさの★が一つしか付いていない甲虫探しに夢中になった。
居たよ居ました。フンコロガシと見紛う容姿のカブトムシが。
でも地域特産、「レア度」は高い。だから何なんだと言う感じだが。

確かにこれはカードを集めようかなって気持ちには ちょっとはなるね。
スキャンする時も ちょっとだけワクっとするしね。ゲーム自体 基本は対戦
でしょうが、結局メインはカード収集。
ここまでは まあアイデア勝ちで過ぎなければ問題はないと思うん
だけども。

近所のホームセンターでアトラスオオカブトがペア5,000円で大量に売られ
ている。小さなプラスチックの容れ物に、おっそろしく大きなカブトムシが
入っているのだ。本物は私も見るのは初めて。うむ大きい。

ニモの映画がヒットした時、カクレクマノミの乱獲があったとかで 海水魚
を淡水で飼って「あら、死んじゃった」な人が続出したとか。
今回も似た様な事が起きているんだな。
しかもカブトムシは種類によっては普通に日本に住み着く物も居るんじゃないか。
外来種についてはバスを初めとして随分揉めていたけれど、カブトムシだって
まずい筈なんだけど。
何で売るかな。売れるからだろうか。でも見たとこ売れてなかったが。
死んじゃうだけだろう。可哀相だな。
まあ 鈴虫も金魚も似たような売られ方だが。
何か、コンニャクゼリーみたいなのを食べさせられて 王者の風格も何も
あったもんじゃあ・・・。

カブトは死んでもカビなければ普通に飾っておける虫としてお得感が強いので
昔から子供らの間では人気だったんだけど、さすがに昔の子だから獲って来た奴。
紐つけて歩かせてるんだけど、お父さんが山に行く子は羨ましかったな。
死んだ奴みして〜とか言って 良く見せて貰ってました。
懐かしいけど、これからも 外来の甲虫が ああした無茶な売られ方をするのだ
ろうし、乱獲出来ないだけポケモンの方がやっぱりマシじゃないのかと思う。
実在する物でファンタジーをやるのは やっぱり相当の配慮が必要だろう。

任天堂とSEGAとか、大人な事情もあるんでしょうが、結局 余りに過ぎると
困った問題が起きるんじゃあないだろうか。

そんな強くてでっかいムシも 広い世界のどこかに 居ると思うと格好良い。
・・・では駄目なのかな。










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