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2006年07月15日(土) ポプリの熟成。


6月に作り終えたポプリがゆっくり熟成している。

ポプリは早い時代にヨーロッパで愛された。
乾燥してカラカラのポプリは、今でもルームアクセサリーの店などで
見掛ける事があるが、塩を使ったモイストポプリなどは実物を私も
見た事が無い。

熊井明子さんと言う方の本を頼りに、材料を集め、作ってみる。
植物、時には動物質の乾燥させたものをレシピにそって混ぜ合わせ
時折軽く振ったりして日陰で4〜6週間熟成させる。

湿度の高い日本には香水は馴染んだが、ポプリは余り馴染まなかった。
アロマオイルも定着した様子だが。
私は元々 料理でも何でもごちゃごちゃと原型が判らなくなるほど
混ぜたり煮たりするのが大好きなので、ポプリには興味があった。

バニラの鞘を割って、を出し、すりこぎでする。
細かな粉状になると、すり鉢の溝に入り込んでしまうので、それを
少しずつこそげ落としてゆく。
分量通りに入れてみた。・・・思った香りと違う。どうしようと思う。
正確に言うと材料が1種類足りない。
レシピ自体が19世紀の物で、最早全然流通していない材料もあるのだ。
これはもう、熟成にかけるしかない。


癖のあるラベンダーの香り。
鼻を付けて嗅ぐんじゃなくて、ふんと流れて来るのがいい。
アロマテラピーはもっぱらオイルが主流だけれど、自然の材料を用いた
ポプリにも効能はちゃんとある。
二日酔いや頭痛、落ち込み。治してあげたいと思った気持ちから作り始めた。
そんな物は、心が満足していて、あとウコンの力を飲んでいればある程度は治まる。
だから余計なお世話だったんだろう。


息子に3つのポプリの途中経過を嗅がせてみる。
赤いポプリ 「チョコレートみたいな匂いがする〜好き」
緑のポプリ 「す〜っとするオナラのにおいがする」
黄色のポプリ 「幽霊のオナラのにおいがする」

・・・くそう。チョコとオナラしか語彙がないのかっ

しかしまあ、チョコは悪くない評価かも知れない。
問題はオナラの2つの瓶だが、一つはほぼ完全にレシピ通りに作っているので
幾らオナラと言われようと、これはもう こう言う香りなのだ。

問題はある程度考えて作った幽霊のオナラのポプリ(しまった、名付けて
しまった)の方だ。これは薬効を中心に作ったが、まだ少しいじらないと
駄目かも知れない。若干の調節はあとからでも出来る、大きくは無理だが。

陽の当たらない、温度の低い所にしまいこんであるガラス瓶。

完成したポプリは基本的には常時空気に晒すものではないらしい。
私は今回、サシェと言う方法で小さく袋詰めにする。
これだと香らなくなると、にぎにぎする事で香りが蘇り、数年香る事も
可能だからだ。

チョコのポプリにはそれほど薬効は無い。
薬効があるのは2つのオナラのポプリの方であり、良薬は鼻にくさし
言う事なのかも知れないが、それじゃあ困るんだよね。やれやれ。

サイトキリ版さんに、ご希望があればこのサシェを
お分けします。小さいものですが長く香ります。

実際はオナラくさいと言う事もありませんのでっ







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