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ここ5年で一番暑い気がする夏休み。
休み中であるせいか、息子の話が多くなる。 普段も色々とあるのだが、正直言って余裕のある会話が出来て いるとは言い難い。 1学期は特に、特定の子とトラブルが起きたりやなんかで 学校で疲れて帰って来て、いきなり叱られるなどと言う事も 多かった息子である。 休みは親が成長ぶりを 余裕を持って 見てやると言う意味でも、朝から居るのは大変なのだが あった方がやっぱり良い。
今日新しい事実が判った。 息子は女の子はおしっこをしないと思っていたらしい。 話のきっかけは、息子が扇風機に向かって全裸で腰を突き出して 涼んでいたので 「そんな事をしていたらチ○チ○が千切れ飛ぶ」 と私が注意した事であったと思う。
「そしたらおしっこが出なくなっちゃうね、女の子みたいに」
だってチ○チンはおしっこをするところだから、女の子には チンチ○が無いからおしっこが出ない、と言うのが息子の理屈だった。 7歳なのに・・・私は机に突っ伏してしまった。
「じゃあ、お母さんは何しにトイレに行くと思ってたの?」
「ウ○チ」
金魚かよっ全部一緒に出すのかよっ 突っ込みたい気分炸裂状態であったが、注意深く説明する。
女の子にはチ○チンはないがおしっこはします。 身体の作りが違うだけで、あとは同じです。
「じゃあチ○チンの代わりのものがあるのか」
難しい質問だ。ある、と私は答えた。幸いそれは何かとは聞かれなかった。 聞かれる前に激しく言い足した。 「いいかい。ち○ちんち○ちんち○ちんち○ちんっ。どうだ、いやだろう 恥ずかしくないか?こっから下の(腰部を差して)話はするもんじゃない」
「じゃあ足も駄目なの?」
「自分で考えなさいっそんな事は」 かなり狼狽していたと思う。
「ここの(特定の部分を指す)話はしないんだね」
「そうだね。あとお母さん、まさか7歳でそれ知らないと思わなかった」
余計な一言を付け加えたら息子はすっかりむくれてしまった。
「だって、お母さん・・・もういいよ、もう・・・そんな、エロい・・・」
シモはタブー、タブーはエロイと言う事になってしまった。 友達同士の中途半端な情報交換と混乱しているのだ。
息子は空気は読めないが気は弱いので、絶対駄目な事は何となく 判って言わないふうだ。とりわけ女の子が好きなので、彼女らに 嫌われる言動は慎む事だろう。 そうであって欲しい物だ。
夏休みは、まだまだ続く。
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