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風邪の具合が何とか治まったので、街の病院へ出かけた。 電車を降りての帰り道、枯れ木に早速派手なイルミネーションが。 思わず買い換えた携帯で撮っていたところを、同級生のお母さんに 目撃された。 恥ずかしい。
我が家も来週辺りからクリスマスツリーを飾る事になるだろう。 ちょっと早いわけなのだが、ツリーが大好きな人間がいるので。
母が買い物の際購入したカシミアのマフラーを見せに来た。 色はやや地味目だが、首に巻いたら温かかった。
「いいなあ、これ貸して〜」 「いやだ、私もまだ使ってないのに。そうだ。誕生日のプレゼントと 言う事であればマフラーを買ってもいいよ」 「・・・。いいよ、別にカシミアじゃなくてもいいもん。ウールで十分」
ウールなら手持ちの小遣いでも買えるもん。
私の誕生日はクリスマスの10日前。 子供の頃は、これがあまり嬉しくなかった。 クリスマスとしばしば合同で祝われるのである。ありがちですね。
問題はプレゼントだ。 一応、クリスマスと誕生日2回分と言う事になるのだけど 11月生まれの弟が誕生日は誕生日、クリスマスはクリスマスできっちり 2回分もらっているのに対し、どう考えても私は1・5回分くらいしか もらえてないような気がしていたのだ。 大物が1個などと言う事もあったが、やっぱり1・5と言う数字が浮かぶ。 残りの0・5はどうなってしまったんだろう?と考えたものだ。 12月生まれなんて損だなあ〜と、いつも思ってた。
今はさすがに親にプレゼントをねだる年でもないのだが、誕生日は それとなく服とか買ってもらったりする事もある。 私は誕生日に小さく、母の日、父の日に大きめに返す。
うっはうっは で もらい放題は息子である。
サンタクロースの存在を教えるべきか? そろそろこっそりと話される事も多くなったが、私は息子が サンタクロースはいるが、サンタさんにお願い事をすれば家族が プレゼントを持って来ると言う
実も蓋もない独自論理を作り上げている事を知っている。
某大型玩具店からそろそろカタログが配られる。 それが息子の一番大好きな本であり、1ヶ月以上も飽かず眺め そしてお正月になっても、まだ何かの期待を込めて読んでいるのだった。
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