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困った時に、誰も話す人がいないやと感じるほど孤独な事はないので 相談事は意識して、するようにしている。 誰でも彼でも何でもかんでも言うヤツと思われても仕方ないわけだが 実は意識してしないと、割と何でも手遅れになってどうしようも なくなってから困ってしまう方で、「何故言わない」と叱られて来た 方が、これまではずっと多かった。
特に人間関係がらみの相談は、他人の事を、あくまで自分サイドの目で 当事者のいない場所であれこれ言う訳で、平等ではない。 悪口ではなくとも、少なくとも平等ではないのだ。
だから相談相手は選ぶ事にしている。
ちゃんと自分がある人。こちらに合わせず、自分の考えで答える事を 旨とする人。自分でみたわけではないから、心配や同情をその場では口に しない人。「自分に言われてもちょっと困るが」と言うスタンスが一番 私は相談しやすかったりする。
相談は 道を右に行くか左に行くかと言う 事務的でありとても重要な行為だ。
自分は右が良いと思う。相談者も右が良いと言ってくれる人を選ぶ。 でも左に行けないどうしようもない悲しさを慰めて貰う事も嫌いではない。 左に行ったら花が咲いてるかも知れないじゃないか? どうして二股に分かれた道に着いてしまったんだ?
言っても詮無いそんな事は、それはそれでまた心配し、優しい言葉を かけてくれる人がいる事もある。 それもとても 嬉しい事だ。
相談事も心配も、同じ人と語れる人もいると思う。 自分は目下、それをやったら周囲に迷惑をかけるばかりになるだろう。 だからそれが普通と言う人が羨ましいなと思う事もある。
自分に何か相談してくる人がいて、その人が迷い傷付いているなら 出来る限りの事はしたいと、考えるだけは考えてみる。
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