オリビエの日記

2005年01月29日(土)    自分を変えていった剛君   

    去年、『ホテルビーナス』がモスクワの国際映画祭で、
   パースペクティブ・コンペティション部門最優秀作品賞を受賞し、
   副賞に映画製作用のフイルムを頂戴した。
   受賞を祝う記者会見で映画を製作したフジテレビの亀山千広さんは、
   「このスタッフでまた映画を作ろうと思っています」といってファンを喜ばせた。
   
    私はその映画が今年製作されるものと勝手に思い込んで楽しみにしていた。
   ところが、去年の雑誌で監督のタカハタ秀太さんが、
   「作ることは決まっているが、それが来年になるかその次の年になるのかまだわからない」
   といっているではありませんか。
   早くスクリーンで剛君を観たいな〜。
   作品の構想は決まっているという。
   タカハタ監督、今度はどんな剛君を観せてくれるんだろう。

    『ホテル〜』の剛君は魅力的だった。
   アイドルを脱却した役者でした。
   ロングヘアーでシャツをジーパンの中に入れ、
   寡黙な主人公、チョナンは大人の魅力を存分に観せてくれた。
   ハン・ソッキュさんの寡黙な演技にあこがれたと、インタビューでいっていた剛君。
   念願だった全編韓国語の映画主演というだけではなく、
   気に入った役柄だったのではないのだろうか。
   
    「どちらかというと、いいたいこともいわずためるばかりで、
   ナヨナヨとした干し柿みたいな人間だったわけですよ」
   それが韓国の人たちと触れ合って、
   「韓国人は芯がきちんとして、しっかりとした意思を持っている」
   「いいたいことはきちんといおう」
   と自分が変わっていったという。
   「自分に足りなかったところを整理でき、前向きに考えられるようになった」
   と語る剛君でした。   


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オリビエ [MAIL] [水平線の海と空]

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