2005年06月03日(金) |
『いいとも』と『島男』の剛君 |
『いいとも』の剛君。 こんな穏やかな感じの人が演じる『恋におちたら』八話の島男さん。 温情を切り捨て、自分を拾ってくれた高柳社長を追い詰め会社を乗っ取ってしまう。 いいですね。この島男の剛君。 シチュエーションはちょっと違うのですが、 五味川順平の小説『孤独の賭け』を連想させます。
レストランに高柳社長を呼び、シャンパンを勧める場面。 「あなたの好きなシャンパンです。1961年。何の年だかご存知ですか」 「このシャンパンを愛したヘミングウェーが亡くなった年です」 「非公式には自殺したと言われています。 文学の最高峰ノーベル賞を手にしても、自ら転落することもあるんですね」 横柄な態度で高柳社長に暗示をかける島男。 自分の進めるプロジェクトを邪魔され、会社を辞めて復讐を企てようとしている不敵な島男。 破滅させようとしている人間を見つめて放つ傲慢な憐憫の情。 このときの剛君は素晴らしかった。
そして、『いいとも』 嫌だといってマネージャーに駄々をこねた『許センス』のコーナー。 見事に「許センス」に選ばれました。おめでとう。 久しぶりに飲むノニジュース。 ワインを飲むように上品に飲んだ剛君。 やはりお顔はくしゃくしゃちゃんでした。
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