『フリーター』に思う。 - 2006年06月22日(木) ジューンブライドは幸せになれるという言い伝えも あってか、結婚式会場が一番忙しいのは6月だと 思われがちですが、実はかきいれどきは4月と5月、 それと9〜11月。 例え言い伝えがあっても、わざわざ梅雨時のジメジメ した時期に披露宴なんて執り行いたくないですよねぇ。 て感じで、もうヒマになってきています。 先週末の婚礼の最中、パティシエルーム内で他の仕事を していたらサービスの24歳の女の子(といっても ポジション的には人を使う立場にあるらしい)が ノックもせずに突然ドアを勢いよく開け、 「今日さあ、ケーキの色、薄くない?」 とまくしたてました。 こっちはわりと落ち着いた感じで仕事をしていたので、 婚礼最中のテンションの上がった彼女の質問の意味を はかりかね、3人とも唖然としてしまいました。 ケーキの色が薄い、というのは、うちでは生クリームに 少量の食紅を混ぜ、ほんのりピンク色をしたケーキを 出しているのですが、そのピンク具合がいつもより 薄いのではないか?と。 ただ単に、照明を落とした会場内でみたときに、彼女が 一瞬白い色に見えて勘違いをしただけの話だった のですが。 で、唖然としている私たちはそっちのけで 「薄くない?薄いよねえ。どうやって色付けてんの? 気まぐれ?」 と、すごくすごく高圧的でエラそうな態度に出てきたのです。 フリーター集団の中では上の立場にあっても、それは 他部署の私たちには何ら関係のないこと。 もちろん上司という立場にあるはずもなく、ましてや友人と 呼べるほどの付き合いでもない。 その彼女に、あんなふうに高圧的な態度でタメ口を きかれたことに3人ともある意味ショックでした。 しかも、彼女は私たち3人よりもまだ年下の24歳です。 彼女がいきなりドアを開けてきた瞬間は、ビックリして 状況を把握するのに精一杯でしたが、後から考えてみれば 考えるほどものっすごく腹が立ってきて、婚礼が終って ひと段落着いたらちょっと一言物申してやろうと 思っていました。 残念ながら仕事中の彼女をその後見かけることも無く 私たちは帰ってしまったのですが。 帰る間際、サービスの責任者(らしき)男性を見かけたので、 先ほどケーキの色のことで女の子が聞きに来ましたけど お客様から苦情等出たのですかと聞いてみました。 そうすると、白っぽく見えたのは自分たちの勘違いで あったと、気にしないでくださいと言われました。 だったらだったで、そういう報告が必要なんじゃないのかと。 人をビックリさせるだけさせといて、後はほったらかし かいと。 ***** 人それぞれ、フリーターになる理由はあるのだと思います。 だけど、私は今の職場でたくさんのフリーターを見てきて、 「これじゃダメだ」と何度も何度も思うことがありました。 だけど、その人がどういう人生を歩もうと私には全く 関係の無い話なので、特に何を言うでもありません。 そんな権利もありませんし。 アルバイトばっかりの集団というのは、往々にして 昇格が早いと思う。 だから、下積み経験等がないまま自分の立場やポジション だけが上がってしまい、自分は仕事ができるのだと、 ひいては自分はデキた人間なのだと勘違いしていることが 多いと思います。 そういうことを見ていても、やっぱり人間は『社員』 という立場で仕事をすることはすごくすごく大切だと思う。 バイトに対して理不尽な態度や要求をする身勝手な社員も いるけれども。そういうのは問題外として。 「つなぎ」としてフリーター経験をするのはいいことだと 思いますが、それを丸ごと生活の糧としてしまうのは、 余りに将来性が無く不安定すぎると思う。 5年後10年後の自分、老後のことを考えると絶対に このままじゃいけないってことは分かってるはずなのに。 どうして3年も4年もアルバイトに費やすことが できるんだろう? 私には不思議で仕方がありません。 時給で比べると、彼女たちのほうがまだ高いぐらいです。 だけど、交通費も出ない、残業手当も出ない、社会保険にも 入れていない、そして何よりも社会的信用が皆無であると。 私にだってフリーターの時期はありましたけど、その間の 社会的信用の無さから来る気持ちの不安定さといったら 正社員の頃の自分には想像もできないものでした。 考えてみれば、まともなクレジットカードは作れないし ローンは組めないし、何かにつけ職業の欄に『フリーター』 と書かなければならない屈辱とでもいうのでしょうか、 すごく社会に対して引け目を感じていました。 だけど、そういう引け目を感じるぐらいでちょうど良かった んだなと、今なら思えます。 私はすごくプライドが高いと自分で思っています。 だから、自分史上でフリーター期間なんて消し去って しまいたいほどの過去でもあります。 あんな高圧的なフリーターになるぐらいなら、ちっぽけな プライドでも持ってて良かったなと思いますよ。 ***** 今日書いたことは、フリーター批判だったでしょうか。 だけど、正社員と就労ビザとアルバイトと契約社員という いろんな業態を経験して、思ったことです。 やっぱり『正社員』っていいなと。(笑) ...
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