銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2005年02月19日(土) Nのお祝い会

友人Nの結婚式のお祝い会(二次会のようなもの)に出席するために、少し離れた会場へ向かった。

道中、ついでに返却期限が来ていたCDを返そうと思って、レンタルビデオ店に行くと、店の駐車場がなぜか異常に込んでいて、なかなか中に入れない。
結局、15分くらい時間を無駄にする。

なぜか、その時間帯は、道全体も込んでいた。
さらに突然の大雨。
車のスピードを上げるわけにもいかず、「遅れてしまう……」とあせる。

急に前の車が遅さや、赤信号が気になってきて、イライラがつのった。

「急げ」と思いつつしばらく走行した後、時計を見ると、明らかに遅刻が確定していることに気づく。

やばい、と一瞬思ったけど、こうなると人間不思議なもので、もう仕方ないや、と投げやりな気持ちになった後、イライラしなくなった。

まあ、そもそも、飲み会とかに早めに着くのは苦手なので、少し遅れた方がおれにとっては都合がいい。勝手だけど。

どうも、おれは待ち時間というのが性分に合わないらしい。
途中参加の方がテンションを上げやすい。待っている時間は、どうにも落ち着かない。

会場に遅れて着くと、やっぱりおれが一番最後だった。
とりあえず、笑ってごまかす。


飲みの途中、Nのハネムーンの話を聞いた。
Nはアラスカにオーロラを見に行ったらしい。

そこでは一年のうち250日以上オーロラが出るらしく、Nも4日観測して2日見ることができたらしい。

写真もばっちりで、きれいなオーロラのカーテンが写っていた。

すごく感動したんだろうな、というおれの思いとは裏腹に、案外Nの話は淡白だった。
Nの話し方のせいかもしれないけれど、実際見てみると 「あー、すごいなあ」で終わってしまうものなのかもしれない。
現地の人にとっては月と同じぐらいのものであるわけだし。

たまに見て、すごく感動するのと、毎日見て少しずつ感動するのは、どっちが得なんだろう、とふと思った。

帰り際、渡しそこねていた結婚のお祝いの品を、Nにようやく渡すことができてほっとする。
本当はNの結婚式前に送るはずだったのに、時期を逸してしまって今日まで来てしまった品だった。
N夫妻が喜んでくれたので、いっそのこと自分で使ってしまえ、と早まらなくてよかったと心底思った。


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