銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2007年04月02日(月) ゴーヤチャンプルー

今日は体調がよく、意欲があったので自分で料理を作った。

メニューは
「ゴーヤチャンプルー」
「ポテトサラダ」
「しめじのホイル焼き」
の三点だ。

どれも出来栄えはまあまあだった。
料理がうまく出来ると素直に嬉しい。

ところで、僕はゴーヤチャンプルーを作っていたときに、ある会話の内容を思い出していた。

それは先月、馴染みの車屋さんに行ったときのこと。

僕はその車屋さんのオフィスにあるソファーに座ってコーヒーを飲んでいた。ソファーは長方形のテーブルをぐるりと囲むように配置されている。

そのときは、僕の他にもお客さんがいて、その人もソファーに座っていた。
そして、そのお客さんと車屋さんの奥さんが沖縄のことについて話し始めた。
二人とも沖縄には何度か足を運んだことがあるらしく、沖縄のことをよく知っていた。
特に話題になっていたのは、沖縄の食事のことだった。
二人とも「沖縄料理は口に合わない」と言っていた。
「ゴーヤチャンプルーやソーキそばはまあおいしいけれど、その他の料理はクセがありすぎて食べられない」そうだ。

僕は沖縄に行ったことがないのでそのときは「へえ」と思っただけだった。

しかし、今日料理を作りながらあらためてそのことを考えると、さもありなん、というような気がする。

大体、ゴーヤ自体苦くてそれ自体じゃまず食べない食材だろう。

それに、いくら沖縄が返還されたのが1972年の出来事だからといって、その後ものすごい人が沖縄に観光に行っているのだから、本当に沖縄料理が万人受けするものなら、もっといろんなメニューが普通に家庭に浸透しているはずだ。

……そう考えるのはうがち過ぎだろうか。

まあ、もし僕が考えるように沖縄料理が万人向けでないことが真実であっても、僕は沖縄料理を嫌いにはなれない。

沖縄は昔からアジアの様々な国との交易があった歴史を持っている。

料理が個性的ものになるのはごく自然のことだろう。

沖縄料理は、沖縄という島の歴史を感じさせてくれるおもしろい料理なのかもしれない。


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