「一番星」やっと帰り着いた抱えた荷物の重さに息切れするぼんやり滲む街灯あの角を曲がればもうすぐ見上げる空 仄暗くもう辿り着いたろうか その人は遠い遠いその国 黒い服は着ないそう決めた これから生きるためにだから しるしはひとつ胸の十字架だけ背負っていくもの抱えていくものでもちゃんと持って生きていきたい幸せになるためにあの角を曲がる前に涙ひとつぶだけ見つけた一番星確かに今 光ったどうかそこで見ていて ゆうなぎ