++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年05月26日(木) 衝動

『衝動』

壊れてしまいたい衝動
壊されてしまいたい衝動
凶暴なほどに

泣きたいほどに

                                                                     
                               ゆうなぎ


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疲れているのはいつものことで。
身体の疲れ以上に蝕むのはココロの疲れ。

モドカシイくらいに うまくいかないことと
狂う歯車。油不足なのかギシギシと軋んで。



きっと あの窓から飛んだヒトも
休みたかったんだと思う。眠りたかったんだと思う。
ただ それだけだったんだと思う。
ただ 追い詰められて逃げ出したくて。
でも 逃げられる場所が 空しかない って
そう思ったんだと オモウンダ。



わたしも休みたいって思う。
安心して丸まって少しの間でいいから
しがらみという楔が外れる
そんな自由の夢をみて・・。
それでも 自由と同時に失くすものの大きさと
大切さを思うから 自由はひと時の夢だけにして
わたしは自分で選んで此処に立つ。

風は頬をひび割れさせる。
立ち続けた足には とうに感覚がない。
埃と泥と汗と昔流した涙の痕がすごい有様で。
時々痺れきった足はくず折れる。
這いずり回って人が寝静まった夜になると小さく遠吠えする。


空には憧れる。
時には飛べるような気さえする。
飛んで逃げ出したくなる。
飛んだら逃げ出せるような気もする。


けど 飛ばない。

わたしは地を這って生きるものだ。
それだけは 変えられない。
変えようが無い。

わたしは 飛ばない。
羽は遥か昔 毟り取って痕跡もない。

衝動がわたしを震わせる。
泣きたくなるけど
泣かない。

啼くのは此処でだけだ。


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口を開ける事 言葉を発すること。
それすら今はきつい。
説明するには簡単でなく理解を求めるには複雑すぎて。

誰にも言っていない。 Kにすら何も言っていない。
言えないのではなくて言う気力がない。

心配かけてごめん と思う。

でもこれはきっと理解を求めること自体Kには酷なことで。
そのどちらのせいでもなく埋まらない認識のズレを
今 わたしは みたくないと思うから。

だから曖昧な微笑で誤魔化す。
これはわたしの侵されたくない領域。
独りだと思い知りたくないから守る領域。

ごめんね。


それでも生きます。
どうしても生きます。
固執します。

笑うしかないんです。
有無を言わさず。
でも だからこそ 
自分で選んで 笑うんです。

本当の笑顔でなくても今は。
明日は わからないでしょう? 誰にも。

だから 泥だらけのカオで
ニマッ と。



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呟き:


今日も貴方を此処で見つけたから。
ああ・・って安心して
そうして 小さく伸びをする・・
ありがと。 その言葉で少し眠れそうだ。


また あした あえますように。

こどもみたいにオネガイをする。





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