++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年06月05日(日) 泣かんで

今は本当は金曜日の夜だ。

さっきKから電話があった。
苦しそうな声で
急に脇腹から腰にかけての激痛で
今からとりあえず救急病院に行ってくるから・・と。

わたしはとにかく
わかったから どうか気をつけて・・と
そういうしか・・気が動転して。

症状からすれば わからないけれど 多分 胆石か尿官結石か
そう思いながら とにかくネットで片っ端から検索する。
パニックになってる自分。理屈じゃない恐怖心。
コワイコワイイヤダイヤダ 震える手。

Kが心配でたまらない膨れ上がる気持ち。
側にいてやれないこと。電話連絡を待つしかできない自分。
そんな気持ちと共に
明日の約束は・・っていう自己中心的なショックを
抑えきれない感情もそこには確かにあって。


数時間過ぎたところでK本人から電話が入る。
やっぱり尿官結石だったそうで。
明日 再度病院へ行って検査してもらうって。
痛みは治まったようで ホッとする。

それと共に一縷の望み 明日もしかしたら逢えるかも・・
という0.0000000001%の望みもなくなったことを知る。
当たり前だ。こんな状態で逢えるわけはない。

それでも何で・・って思う。よりによってどうして
二ヶ月に一度のこの時なんだろう。
天に向かって叫びたいような思い。
どんな想いでこの日までこの日までって頑張ってきたか・・。
なのに どうして?どうして?

どんどん落ちていく気持ち。
でもKにはこんな気持ち見せられない。
痛い思いして一番辛いのはKのはずだもの。

電話で ごめんね・・って謝るKに極力明るい声で
「ううん。Kの身体が一番だもん。とにかく明日病院で
検査しっかりしてもらって できる時でいいから結果とか
メールしてね。そしたら安心できるし」って言った。

逢えなくなるわけじゃない。
今回 がダメになっただけで。
日を改めれば良いだけだ。

そう自分に言い聞かせるけど
気持ちは・・ここまで・・ここまで・・ってそう思ってた
あるはずだった休み場所がすっと消えてしまったことで
呆然と・・呆然と 力尽きていて。

多分 これが わたしの弱さ、脆さ、情けなさ。

ごめんね。


---------------------------------------------------------


いつも 

此処まで・・
あと此処までだけ何とか頑張ろう って

そう繰り返して生きてきて

ずっと
ずっと
ずっと

わたしは そうだ。

休憩所まで行き着いては
また

闘いに赴く。

そうしてまた傷ついてボロボロになって

此処まで・・
あと此処までだけ何とか・・って
おなじ台詞繰り返して 次の休憩所まで這いずって

だのに
その休憩所 また遠くなったら
気力・・潰えてしまうじゃないですか・・カミサマ。



独り闘い続ける運命は受け入れている。
それしかないんだと懸命に剣をふるう。
安住の地は欲しいけど 手に入らない蜃気楼だ。
それは自分が一番知っているから
休憩所まで逃げ込んだら
また剣を握りなおして闘う。生き抜くために闘う。
そう決めたから闘う。

でも なら どうか

奪わないでください。
多く望んでいるわけじゃない。
ただ ひと時のゆっくりと眠れる場所を せめて。



夜が更けていく。

Kはもう眠っただろう。
どうか ゆっくりと身体を休めて・・と祈る。
大切なひとをお守りくださいと祈る。



眠れないわたしは
今夜もネットの海を独り漂おう。

---------------------------------------------------------


「泣かんで」


どうにもならんことなんか
世の中には星の数ほどある

そうやろ?

今更 そんなことで泣いてどうなるっていうん

わかっとるのに
涙 止まらんで
声殺して 真夜中 ひとり 泣いた



うん。


泣かんで

明日は ちゃんと 生きる

明日は ちゃんと 生きるけ

・・・泣かんで



                               ゆうなぎ










タスケテタスケテダレカタスケテコワレテシマウコワレテシマウ
ダレモイナイヤミニサケブコエハキエテユクスイコマレテ
ノコルノハイツモセイジャク
クルウコトモデキズヤッパリコワレルコトモデキズ
マタアルクコトヲハジメルカタピシトオトヲタテテ
ドコマデイケバイインダロウネ 
コタエハ ナイ。


 < 過去   INDEX  未来 >


ゆうなぎ [MAIL]

My追加