++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年06月13日(月) 迷いの森

 『迷いの森』

一度迷うとなかなか抜け出せなくて
そのうえ わたしは方向音痴だから

頼りの磁石も落っことして
途方にくれたまま
蹲って
でもまだ 諦めきれず 歩き出す


また わたし

キミのところまで還りつけるでしょうか?


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あまりに過敏に反応する神経は人を疲れさせる。
それを自覚しながら混乱したように止まらない時がある。

めったに開けない扉だから 一度 開いてしまうとダメだ。
こういう時に抑えていた分まで歯止めが利かなくなる。
大切なひとにほど 哀しい想いをさせる。

答えようのない問いばかり発して困らせてしまう。

愚かしいほどにパニックになって
馬鹿馬鹿しいほど 怖れて。

求めてないと言いながら求めて求めて
まるで飢えた餓鬼のようにしがみついて求めて

与えられたものすら疑って。
踏みにじっているのは わたしじゃないか!


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『仮面』

はじめからずらしてしまうような仮面なら
被らない方がよほど潔い

ちゃんと そう覚悟して仮面を被ったはずなのに

汗とナミダで滑ってずれて
見せてしまった仮面の下の顔 一瞬

ゴメン

見ないふりでいいんだよ
そうじゃなきゃ きっと

二人とも辛くなるだけ


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Kとはあれから 何事もなかったように普通のメールと電話。
敢えて触れられないし もちろん わたしも触れない。

これで いいんだと 思う。

前ならそれでももっとKに ぶつけずにはいられなかったろう。
あの程度で仮面が被りなおせて良かった。

その分 心配をかけたひと。困らせてしまったひとに
本当にごめんなさい と言いたい。

ううん・・・ごめんなさいじゃなくてもっと
こんなわたしでしかいられないことを許してください と。


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『薄い膜』

悲しいことを悲しいと
苦しいことを苦しいと

泣きたい時に泣いて
笑いたい時に笑える

はしゃいで
叫んで
吼えて

それができたらどんなにいいだろう

それでもそれでは生きていけない現実があるから

薄い膜で覆われることを選んだのは
わたし
他の誰でもなく
わたし

薄い膜で覆われて そうして
ゆっくりと微笑む

自分に言い聞かせる


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気持ちと表情がチグハグで
なのに それをまったく自然にしている自分に呆然となるんだよ。

元気な声と明るい笑顔が習慣になってて。
それが時々堪らなく苦しくなって。
でも でもね どうしようもないことってあるでしょ?

言い聞かせて言い聞かせて。
呑み込んで呑み込んで。

これがイイコトだなんて思ってやしないよ。
ツヨイって言われるならそれもいい。
ヨワイと罵倒されても仕方ない。

打ち明ければ重くなる
閉じれば寂しい。

やっかいな不器用なジブン。


                               

タスケテ って叫んじゃやっぱりダメですか?
欲しいものなら沢山あるけど
叶わないのは知っているから

ただ ヨシヨシって頭を撫でてもらって ちょっとだけ
甘ったれてみたかっただけなんです。



                               

                               ゆうなぎ


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