Kと無事に逢うことができた。 約3ヶ月ぶりのわたしの休日。
高揚感というよりも 顔を見るまでは ちゃんと逢えるまでは また もしかしてまた何かがって まだ不安。
新幹線に乗って向かう いつもの待ち合わせ場所。 目の前に立ったKは やっぱりいつものKで。 一緒に歩き出せば そこにはいつもの風景があった。 その安心感。 ああ これが 欲しかったんだって思った。
いっぱい笑った。 いつも通りに色々見て廻って 何処で何食べようか?とか こっちのこれは?・・とか 他愛無い ほんとうに 他愛無い会話。 一緒にゲームして。本屋さん見たり。 新しい携帯あれやこれや冷やかし偵察。 子供のお土産やら選んで。 ゆったりと時間が流れていく。
うん。いっぱい笑った。ワタシの顔でわたし。
楽しかった。本当に本当に。 アリガトウ。
だけど もう 泣けなかったなぁ。 っていうか もう此処は泣く場所じゃないって思った。 此処で泣いちゃいけない って そう 思った。 だから 泣かなかった。
最初から最後まで笑ってた。 笑ってまたね!って 見送ってくれるKに手を振った。
これでいいんだって思って でも 此処でもう泣けなくなった自分 泣かない自分が ちょっと ほんのちょっとだけ 切なかった。
それでも これでいいんだって思う。 それは無理をしてとかそういうこととちょっと違って。 ただ これは わたしの決めたことで。 要するにそういうことなんだ。
Kと過ごす時間はとても心地良く暖かい。 それは わたしにとっての唯一のワタシに戻れる時間。 だからこそ失くしたくない。大切に守りたい。
ここはサンクチュアリ。 聖域で避難所。 でも永住の地にはなり得ない場所。
だから。
ありがとう。心配してくれたみんな。K。 わたしは大丈夫。少し休めたから また 歩き出せる。
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#それは どこかヒトリゴトめいた#
ねぇ・・・キミと同じように わたしも偽善者だよ。 それも 多分 屈折してる分 キミよりもタチの悪い。 それでもね 思うの。思ったの。 とびきりのウソツキになって 全部呑み込んで 呑み込めるだけ呑み込んで で それでも守りたいんだ って。 そんな 決意。愚かしいかもしれないけれど。
ホンキで泣き喚いて殴りかかって。 違うんだって。そうじゃないだろ って。 そう言ってやれる本当のヤサシさをツヨサを わたしも持てたら って思う。 モドカシイほどに狂おしいほどに。
いつか そうなりたいと。 此処まできても こんなわたしでも 何処かでね 諦めず まだ そう思ったり するんだよ。
それでも 失くしたくないものを守るために わたしは 多分 呑みこみ続ける。 愚かは承知。 身勝手も承知。
それでも わたしは往くよ。 手を離さない。
わたしは偽善者でヤサシいモノモドキだけど
でもやっぱり楽しい時には笑う。 幸せだなって笑うキモチはホンモノ。
ニセモノのヤサシさでも其処にアイはあるだろう? だから きっとそれを守るために偽善者にもなるんだ。
ねぇ キミ。
だから往こうよ。往かないか? 平行して突っ走りながら。 たまに繋いだ糸を手繰り寄せ。
旅を続けよう。 先は見えないけれど。
さぁ 往こうよ。
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ゆうなぎ
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