| 2005年08月04日(木) | 
Fly the pain ..the pain...  | 
  
駄目だ気持が重い、重い、重い。 何もしたくない。
  何もしたくないけど何もしないわけにはいかないし 何もしなければまたそれで落ち込むだろう。
  それでも内側から湧き上がる強烈な拒否反応。 懸命に抑え付けるけど抑えてるけど。
  自分の為に 為だけに ゆっくりとしたい。 何かを必死で考えたり計算したり それは死活問題。 忘れてないか?落ち度は無いか? 気を遣って気を張り詰め続けて 当たり前だけど仕方ないことだけど 息苦しさがまた今にも限界値を越えそうになってる。
  わたしは本当の意味でツヨイ人間なんかじゃない。 常に犬掻きで溺れかかりながらやっと岸辺に辿りついては 息をつく。 それでも身体はまだ水の中で 一息ついた後は また 犬掻きで溺れ泳ぎを続ける。 いつまでたっても泳ぎは上達しない。
  「少し休ませてくれたらまた泳ぎますから」 黙々と泳ぎ続けるヒト達の中で そんなヘタレな泣き言を言う。 ヘタレもヘタレ大ヘタレ。 まだ曲がりなりにも泳いでる(溺れながらでも)のが不思議なくらい。 根性は自慢じゃないが 無い。
  異様な精神力は確かに発揮されたりするが そのツケと反動もまた大きい。
 
  息が苦しい。
  大嫌いな 夏。 大きくなるセミの声に 頭痛が酷くなる。
 
 
  繰り返される痛みの再確認。 Fly the pain ..the pain... 
 
  まだ夏は続く。
 
 
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  相変わらず 布団で寝ていない。 眠ってないわけじゃない。うつらうつらしては ハッとする。 身体は常に鉛のようだから余計に ちゃんと横になって寝なきゃ と思う。 何してるんだ こんなことしていても 効率は悪くなるばかりで いいことなんて何もないって自覚してる。
  悪夢の中のように 動かない進めない 何でだ。 得体のしれない不安感と焦燥感に内側で声なき声が悲鳴をあげている。
 
  泣き出したいような寂しささえオブラートに包まれて 痛みは・・・ココロにかけた麻酔で何処か遠いのに 何故か深く抉られ続けてるのが感じられて 胸からせリあがってくる  これは吐き気。
 
  1つ大きなことを終えた後の精神の揺り返し か?
 
  それと 夏。
  ああ 夏。 憎悪すらする 夏。
  命日もお盆もお彼岸も全部 そのたびに何かが誰かが その誰かの アノヒトノオモイデ で わたしを抉る。 あるべき アノヒトノツマであったわたし の姿を求める。
  もう 休ませてくれ。解放してくれ。 もう わたしに触れるな。頼む。 ココロで叫びながら穏やかに接待。 そうして壊れていく神経が軋む音をたてる。
  まだ わたしにそれを背負えと?受け継げと? もう いいだろう?勘弁してくれ。
 
  笑うのは習性。 治らない習性。
  声が出なくなる俯く身体がどうにも動かない。 何もかもが怖くて膝を抱えて震えながら。
  でもまだ笑おうとしてる。 泣き方が思い出せないんだ。どうしても。
 
  逢いたい人は逢いたいと言ってくれない。 今 一番聴きたいのはその言葉なのに。
  愚かしいほど弱気になっているジブンに気づいて愕然とする。 気づいちゃいけないのに 背負っているものの重さと現実。 それを全て自覚したら確実に わたしは耐えられず壊れるから だからオブラートで包んで薄い膜をはって  気づかないように して いるのに。
  ねぇ 泣き方が ね 思い出せないんだ。
  笑いモドキならこんなに上手にできるのに。 大丈夫って言葉ならこんなにスムーズに言えるようになったのに。
 
  なんでいつも追いかけられてる? 何にいつも追いかけられてる?
  悲鳴はいつも呑みこまれて 胸の澱みはそのたびに降り積もる。
  イキガデキナクナル
 
 
  Fly the pain ..the pain...  唱えても唱えても
  Fly the pain ..the pain...  壊れていくわたしに気づいて。
 
  闇の中 吸い込まれる声
 
  いつもずっと変わらず  応えは 
  無い。
 
 
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                                 ゆうなぎ     
 
 
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