++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年08月05日(金) Wedding anniversary

憶えてたよ。今日のこと。


それでも仏壇の前に座るでもなく
今までずっと生花だったお供えの花も
この暑さ傷むのが早すぎるからお盆まではせめてこれで と
なるべく造花らしく見えない造花買ってきて 昨日から変えた。

憶えてたし 憶えてるし 
忘れることもない。
忘れられるはずもない。

あの幸せに満ちていた時の情景はビデオを二度と見直さなくても
目に心に焼きついている。


そうして今 わたしは独りで此処にいる。


こんなこと アナタもわたしも 考えもしなかったよね。
ただ 幸福そうに笑ってた。
そういえば暑かったっけ。あの日も。



今日は奇しくも旅行明け 昨日から仕事はじめだったこともあって
子供は実家に泊まりに行くって言って
実家の方でも 一緒に泊まりにきたらいいのにって
少しでも休まなきゃって 親心 心配してくれて。
でも連絡待ちの仕事メールも抱えてるし さすがに休めないから。

朝から相変わらずそれでも最低限の掃除と洗濯のみして
後はまたPCの前でカタカタしてた。

相変わらずダラダラと効率はあんまり良くない。
ちょっとしては気がついたら居眠りしてる。

途中 亡夫の例の後輩の女の子から電話入って
「近くまで来たのでお線香あげに行ってもいいですか」って。
普通なら いいよ って返事するけど 今日は体調の悪さを
理由に申し訳ないけど断った。

どんなに頑張っても聞いてあげられる自信も
笑える自信も なかった。



お線香すらあげずに仏壇の前で手を合わせることすらせずに
他人が知ればなんて情け知らずの冷たい と映ることだろう。
でも もう それでもいい。

心の中は誰にも見えない。
でもアノヒトにだけは覗けるだろうから
苦笑いしながら それでも 
わかってるって 言ってそうな気がする。

言ってなきゃ脅してでも言わせる(笑)


だから それで いい。


Kにも言わないままだった。
これもそれでいいこと。
他の誰にも。実家の親も忘れているだろう。



わたしは憶えてる。
忘れない。
Wedding anniversary
生涯たった一度のこの日を

忘れないでいることが
アナタへの永遠のプレゼント。



憶えてるよ。今日のこと。 

 
あの日のこと。
眩しい懐かしい

哀しい

幸せの記念日






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                               ゆうなぎ      


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