「飛べない鳥」
翼を怪我して飛べない鳥なら 怪我が治れば飛んでいく
また 怪我をして傷ついて 繰り返しながら生きていくのでも
翼を持っている限り 空で生きていくために 何度だって 飛んでいく
ああ でも 鳥でないものは 鳥の形をしていても 鳥になれない 玩具(おもちゃ)の鳥は
想いは遙か彼方に飛んでも
壊れてしまえば それで おしまい
おまえは 鳥ではないのだから わたしも 鳥ではないのだから
飛べない鳥 永遠に
おまえも わたしも
***
結局 月曜日もほとんど起き上がれないまま 区役所にも行けず。
ダメダメの坂を転がり落ちている。 いい歳をして責任も抱えているのに 所詮逃げ腰アマッタレじゃないかと言われたら 返す言葉は 無い。
したい言い訳はこれでも沢山ある。 言いたいこと。言いたかったこと。
だけどそれを言ってどうなる?
それは主張してもいい言い訳? それは吐き出してもいい言葉?
わたしにはワカラナイ。わからないから。
子供達の生活リズムが狂いがちになっているのは やっぱりわたしの責任だ。
自分に食欲がないから食事の時間も遅くなったり おざなりになったりしている。そんなので良いわけない。
昨夜 また夜遅くにチャイムが鳴って出たら階下のヒトで。 またもや「煩いから静かにしてください」とのこと。 別にパーティしてたわけでも大勢で騒いでいたわけでもない。 確かに起きてはいたが普通に本を読んだりせいぜいトイレに行くくらい。
納得いかないけど 以前に防音絨毯見せたり その時間には家の中を移動してなかったと詳しく説明していて 尚且つこうして来るということは向こうは向こうで 煩いのは間違いなくウチだと もう思い込んでいるんだろう。 一番文句を言いやすいのもあるだろうし。
さすがに夜はなくなったけど実際 昼間に兄弟喧嘩したりもある。 納得はいかなくてもこちらが全面潔白で無い限り すみません。気をつけます と言うしかない。 というか 説明するのにも疲れた。正直 もうどうでもいい。
亡くなったひとに泊りがけで付き添っていた日々に 読んでいた本が本棚の奥から出てきた。
臨終の直前の夜も読むというよりも居たたまれなくて ひたすら文字を目で追っていた。
それからその本はどうしても読めなくて 本棚の奥に仕舞って過ぎた数年。
ぼんやり頭で ぱらぱらと捲ってみた。 思ったより登場人物とか覚えていて不思議な気がした。
ただ それだけのことなのに不意に泣きたいと思った。 思ってるのにそれができなくなってるのが 辛かった。
過去のことは過去のことだ。 いつまでもそれを引きずって原因にしているのは 自分の弱さなんだろう。
それでもそんな簡単にひとの心は整理できない。 イイワケでも逃げでも。 苦しみは苦しみで在り続ける。
実家の両親の想い 実家の両親への想い
子供達の想い 子供達への想い
想いあっていても当たり前だけど微妙にズレている。 これもまた仕方の無いこと。
ただそのズレ方が酷く堪えてしまう時があるというだけで。
昨夜は諸々があり まったく食欲がなくて 結局 何も喉を通らないままだった。
薬だけは飲み忘れるわけにいかないので 氷水と一緒に流し込んだけど。
生きることを自分からリタイアすることだけはしないと誓っているが 心と身体が どうにも動かない。
でも なに そうは言っても気の小さいわたしのことだ。 期日までには区役所にだって何とかして行くだろう。 繰言こうして書きながらも日々を生きるだろう。
小心者は色々言ったって最後までしがみつくものだから。
泣きたいはずの顔は鏡に映すと曖昧な微笑を何故か浮かべてた。 いつの間にかついた癖。
そんな自分がどうしようもなく哀しかった。
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ゆうなぎ
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