++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2008年03月17日(月) 餞(はなむけ)

ホームドラマのようにある出来事が
劇的に物事を(それも良い方へと)変えてくれるほど
現実は甘くは無い。

それでも あの出来事は子供らにとっては
少なからず ショック療法にはなった感はある。
兄弟喧嘩が心なしか少なくなった。

両親に関しては
あれから 避けられているようでまったく言葉を交わしていない。
それが 完全なわたしへの諦めなのか
錯乱をみたショックから目を逸らさずにいられないのか
それはわからないけれど 
どちらにしても 哀しいなとは思っても
責める気にはならない。

ただあの恐れを含んだ目は忘れられない。
年老いた親にあんな目をさせてはいけないよね。
わかっていたのに・・・ごめんなさい。
今度こそ誓おう。二度とあの姿は見せないと。



今日は真ん中の子の卒業式だった。
今までどんなことがあっても入学式と卒業式だけは出席してきた。
子供も 無理しなくてもいいから と口では言っていたけど
来て欲しくないわけがない。

幸い先生方のご厚意で会場の一番後ろに
席を設けてくださったお陰で
子供の卒業証書授与やお別れの言葉を見ることができた。

遅れて行って早めに帰らせていただいたのだけど
せめて 此処に居るよ とわかるように
ひな壇の子供に向かって大きく何度も手を振った。

わかったかどうか不安だったけど帰ってから聞くと
しっかり見えてたらしい。
「あんなに何回も手を振るから友達から冷やかされた」
と言った子供の顔は照れくさそうに、でも嬉しそうで。

ああ・・良かったなって思った。

ほんとだったら 正門の「祝 卒業おめでとう」の看板の前で
晴れ姿を撮ってやりたかったけど とにかく人と会うのが怖くて
終了前の正門にこそっと行って門と看板を撮ってきた。
せめてもの記念に。

色々あった真ん中の波乱の小学校生活も幕を閉じ
新たな中学校生活へと胸膨らませて突入する。
色々あったけどその分だけ 子供は苦しみもがきながらも
成長したと思う。

失敗なんていくらしたっていい。
悩み迷ってこそ見えてくるものもある。
これからも今だからできる迷い道をしながら
生きていく為の力 を自分自身の手で育てていってくれたらなと願う。

母がきみにいいたいことは それだけ。


見届けることができる限り 
いや もしもそれが叶わなくなった時がきても

わたしは此処にいて いつもきみたちを見ているよ。


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                       ゆうなぎ


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