図書館でどの本を借りようかといろんな本をパラパラと見ていて、娘と同じ名前の登場人物がいたので即決した。 私は娘のいろんなことに飢えている。 せめて名前くらい思う存分触れたかった・・。
同じ夢を追いかけた5人の女たちがパワフルにぶつかり合い、時にいがみ合い、だが互いに助け合っていく。でも物語では雀という名前の主人公のセックス依存が気にかかる。何気に田口ランディの「コンセント」を思い起こす。 どっちもの女主人公が家庭のトラウマをかかえている。 家族だからといってうまくいってる、分かり合えるとはいえないようである。血が繋がっているのが家族ではなく、一緒にいるのが家族なのか。
作者は あの有名な「結婚しないかもしれない症候群」を書いた人だ。 30歳の息子と27歳の娘のいる親としては、この本も機会があれば読んでおいたほうがいいかもしれない・・と思っている。
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