読書記録

2005年03月27日(日) 妻たちの静かな反乱       円 より子

 「一人になっても寂しくはないと思います。夫と暮らしていたこの35年間、ずっと孤独でしたから・・・・・」  時代はすすみ、生活が変わっても、相も変わらず自己犠牲を強いられる妻たち。いま、多くの妻たちが、新たに自分の人生を模索しはじめた。弧絶した状況から抜け出し、一人の人間として生きるために。


この本に登場する妻たちは結果として、離婚して自立していく。夫にとって都合のいい女でいることに疑問を感じたのだ。だが 夫にいくら尽くしてもそれさえも うっとおしいと言う夫もいる。
つまるところ男も女もいろいろな意味で自立していないのだろう。
できたら離婚はしないにこしたことはない。
でも無理をして自分を殺してまで持続させるものでもないだろうと思う。

熟年離婚した私の母が叫んだことがある。
「私はセックスつきの女中か」
そのときは正直な気持ちとして、子どもにそんなことを口走る母を軽蔑した。そして父のことも・・。
私も時々は思うことだけれど結婚って一体何だろう・・。


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fuu [MAIL]