子供が小さかった頃はよくお昼のドラマを見た
『流れる星は生きている』 もそんなひとつだった 北朝鮮から3人の子供と引き上げてきた壮絶な記録だ
この『旅路』は『流れる星は生きている』の それ以前、それ以後を書き加えた作品ということになろうか
乳飲み子を抱えて よくぞ日本に帰り着かれたものだ 私の母は2人の子供を引き上げの途中で亡くしている そのことは 後々の母の人生にずっとトラウマとして残った この本の作者は誰を攻めることもなく、愚痴のひとつを書くでもなくただただ前を向いて生きてこられた 私も含めて 今の母親だったら何処まで子供を守ることが出来るだろうか・・と思った
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