| 2006年12月14日(木) |
死者の書 身毒丸 折口 信夫 |
した した した
こう こう こう
つた つた つた
正直なところ 私には難しい 物語の筋書きが組み立てられない 無念の死で人生の幕を降ろした(降ろされた)大津皇子の魂がよみがえったことは、おぼろげに理解できるが藤原の郎女の登場がよく分らない (解説では古墳の闇から復活した大津皇子の魂と藤原の郎女との交感とあるのだ) 藤原の郎女とは物語の最後で、当麻寺に伝わる中将姫のことだと気がついた 実はこの物語の舞台である二上山と当麻寺へ十月に行って来た だからこの本を読みたいと思ったのだけれど、かの地へ行っていなければこの物語のことは何も理解できなかっただろうと思う 当麻寺で知った中将姫伝説と、この作者の進めかたは違うのだ 中将姫(藤原の郎女)が蓮糸で織り上げた曼荼羅が、大津皇子の魂の浄化なのだろうか・・と私は思ったのだけれど・・・
身毒丸 しんとくまると読むそうな とても短いこの物語も私にはむずかしい ただ 舞台化されているこの物語に出場している若い俳優の姿が浮かぶのみ・・舞台を見るのが一番手っ取り早いかも・・
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