| 2007年03月08日(木) |
百万遍古都恋情 花村 萬月 |
またしても題名にひかれて読んだ本だけれど、 最近は裏切られることが多い 上下本の結構分厚い本だったけれど読みやすかったことは事実だ
京都に百万遍という交差点があることをこの物語で始めて知ったが、 私とそう歳が違わない作者の自伝のような物語に正直嫌悪した 作者の若い頃の性体験なんて読みたくもないが これは小説なんだと思えばせっかく借りたんだもの読まなくちゃ 何にしても私には到底理解できない人たちの話なのだと・・ 主人公の惟朔は決して女性蔑視ではないけれど、 こんなにもたやすく女性と関係を持つにいたっては 私らの生活とは住む世界が違うのだ 今までは男と女は違うのだと思い込んでいたけれど、 この本だと案外オンナも曲者だ 当たり前のこととして人はそれぞれだけど 性のことは男も女もないのだろうかと思った だから私から言わせれば古都恋情ではなくて、古都変情か
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