━室町の改革児 足利義教の生涯━
またしても私の無知が明らかになった 私は足利義教を知らなかった 金閣寺を建てた足利義満の息子で室町幕府六代将軍なのだそうな いったんは剃髪して青蓮院門跡義円として天台宗座主まで上りつめていたが、同腹の兄であった将軍義持の死去のあと三宝院満済の推挙によりくじ引きで将軍になったといわれている
「かりに予が将軍となれば、あくまで予は予の姿勢を貫き通すであろうぞ。さすれば守護大名や宿老たちが、予を将軍へ推したことを後悔するであろう」―そう言い、くじ引きで将軍の座についた六代将軍・足利義教。"威をもって治める"を旨とし、強い幕府、強い組織をつくるため次々と改革を断行するその姿は、後世の指導者たちが目指すところとなった。信長も秀吉も家康もみな、この男の真似にすぎなかった。
どんなつまらぬ人でも、人である以上、信念・怨念を抱えて生きている
|