| 2007年08月14日(火) |
崇徳伝説殺人事件 内田 康夫 |
後白河天皇の物語を読んだあとだから 題名にひかれて読んだけれど この手のミステリーはもう卒業しよう
皇統をめぐる争いに敗れ、呪詛のうちに流刑の地で没した崇徳上皇。特別養護老人ホームの理事長・栗石は、この貴人を信仰していた。その施設内で、老人の不可解な死が相次いだ。一方、天皇家にまつわる怨霊伝説を追う浅見光彦は、京都で見知らぬ女性から唐突にフィルムを手渡される。現像してみると、今の老人問題のテーマでもある安楽死、老人福祉の根底を考えさせられることにつながっていくのだ。
お馴染みの浅見光彦の素晴らしい推理は結局のところ作者の想いなわけだから、 私なんかが想像もしないようなストーリーが出てくるのを楽しみにしている
今回は理事長の知り合いでもある俳句の先生も登場して、彩りかなぁと思っていたらなんと犯人だった
最近 私はやたら因果応報ということを思う 自分のしてきたことが自分に還るのなら諦めもつくが、子や孫に還ってきたときは悔やんでも悔やみきれない そして往々にして子や孫に還ってきたときは、自分に還ってきたよりははるかにダメージが強いのだ 心して生きなければ・・と思う・・
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