作家であり慶應義塾の大学病院で精神科医としても勤務する。 「楡家の人びと」や「どくとるマンボウ」シリーズで知られる。本名は斎藤宗吉。
1927年5月1日生まれ。2011年10月24日死去。満84歳没。
歌人 斎藤茂吉の次男。兄は医師でエッセイストの斎藤茂太。娘は会社員兼務でエッセイストの斎藤由香。 はてなワールドより
この本の著者、北 杜夫は 『母の影』を そして 娘の斎藤由香は 『猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方 』というタイトルで本をだしている。
北 杜夫は決してマザコンではなかったと思うけれど 青山の大病院のお嬢様として生れ、九歳で齋藤茂吉と婚約。一流を好みながら贅沢を嫌い、権威をものともせず、常に前向きマイペース。関東大震災、病院の全焼、東京大空襲などの災難を、気骨をもって毅然と乗り越え、89歳で大往生を遂げるまでに海外108ヶ国を踏破。 息子にも孫娘にも本を書かせるような生き方をした女性、ある意味人生を謳歌したということなのか。
人は、齢をとるにつれ、両親に対する感情もさまざまに微妙に変化するものなのだ。
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