| 2012年06月07日(木) |
毛糸に恋した 群 ようこ |
この本の著者と同じく私も ”毛糸に恋してる”
下手ながらも編物は私の一番の趣味と言えるだろう。
著者の群さんは私の苦手とするアラン模様もお上手で、編んだものの写真や編物に関したイラストも楽しく一気に読んだ。
ページの数字も編み針を交差させたところに表示されてあったり、編物仲間との座談会も興味深く読んだ。
経歴を見ると私より4歳年下の群さんの感じた思いは、私の若い頃とも完全に重なってそういう意味でも楽しいことだった。
それにしても私たちの若いころはほとんどが中細毛糸で、よくもまぁちまちまと編んでいたものだと感心する。 今は細いのやら太いのやらスパンコール入りやラメ入りやら、何を編もうと決めていなくても糸だけ見ていても楽しい。 だから在庫ばかりが増えてそれはそれで楽しいけれど、この先眼精疲労など抱えて日々老いていく身とすれば辛い面でもあるのだが。
昔 編んだものをほどいて2本取りなどにして別のものに編み直すのも楽しい作業で、ゆえに主人が毛糸部屋と言うくらいの在庫があるのだ。
毛糸編み柔らかき時過しおり
一日を毛糸と遊び心満つ
子供らのセーター編みし若き日よ
残り糸片付けないと死ねません
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