読書記録

2012年07月02日(月) 夜去り川               志水 辰夫


 黒船が来航した年、素性を隠して船渡しとなった喜平次。父の仇討ちのため、藩を出て流浪の身となっていた。仇討ちという古臭い重荷を背負わされた喜平次は、武士たる己の進むべき道をどう見極めるのか。

痛快時代劇と言えばいいのか、二時間くらいのドラマに仕立てたらどうだろう・・・と ふと思った。
主人公の喜平次には やはり山本耕史がいいんじゃないかと私は思う。
すると弥平は・・・春日屋のすみえは・・・と思うけれど、あとは知らん。。。



運なんてのは、いつまでもわるいことがつづくもんじゃない。どんな貧乏くじを引かされようが、ときには生きていてよかったと思うことに、巡り会うことだってある。ただしそれも、これも、すべて生きていればの話だ。


だれだって真っ直ぐな道を歩いて、現在に至っているわけではありません。迷ったり、つまずいたり、人には言えない足跡を印しながら歩いている。要はその後の道を見失わなければよいことです。








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fuu [MAIL]