なか杉こうの日記
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2006年05月03日(水) アニメの話ほか

先週は前にも書いたけれど職場の人が外国の雑誌に投稿する記事を英訳して
それがひとつ、終った。昨日はうちの関連施設の展示物の英訳のチェックをしていたなにしろ江戸時代の事物の言葉が出てくるので、日本語の意味でさえ定かではないから、いろいろ調べるのに時間がかかる。

本を図書室で借りて、インターネットで調べて、とやっていたが、江戸時代の事物の説明をした本を見出すとこれがなかなか面白くて、つい「ふんふん」なんて読んでしまう。これがわたしの仕事の一部とは!なんか申し訳ない気持ちである。

なにしろ文を書くのは好きなので、英語も自分なりのストーリーでざあっと書く分には抵抗はない。しかしそれが正確かどうかは別物。シンプルでわかりやすい英語がもっと上手くなりたいなーと思う。

チャングムのDVDは五十何巻すべて見終わったから寂しくてしょうがない。昼間でも目に登場人物の顔がちらついている。韓国のテレビ局がファンクラブを作っていて、それに入るといろいろ得点があるけれども、テーマパークまで作っていてなんか商売じみていて、入る気になれない。

また、俳優さんに会えるツアーもいろいろあるらしい。でも六月にある、旅行者のツアーは、なんと最低人数百人ですって。人気があるんですね。わたしにはどうしようもない。だからわたしの場合は、見たあのストーリーのみに限るとしよう。

最近は、「ナルニア国ものがたり」や、あの大好きな「ゲド戦記」が映画化、アニメ化されているようで、非常に落胆の思いである。ゼッタイに映画など見ない。

ゲド戦記は青年の成長の物語である。影と光。それと「言葉」のもつ神聖さも現れている。自分の名前を明かさないこと。それは魔力を持つこと。アーシュラ・グインは父親が人類学者だったから、彼女の作品には、西欧の常識とは異なる、論理、慣習などが貫かれている。

あれがアニメ化なんて、ぜったいに困る。というか、できない。宮崎駿の映画になるそうだが、彼のアニメ映画は社会化というか、社会の構図のカリカチュア的な要素があって、すごく面白いとは思うが、好きになれない。ファンタジーはあくまで人の「無意識」に働きかけるものである。彼の映画は意識も意識、「ああ、社会のこのことを風刺しているのだな」とあらわにわかるので、そこが嫌いである。映画自体はもっのすごく面白いとは思うけど。

今日はいい天気だ。


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