なか杉こうの日記
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昨日はとても風が強く、夕方久しぶりに見たきれいな夕暮れであった。とおくの 雲がピンク色で。しかも空気が澄んでいて、この匂いは子供のときに馴染んでいた匂いだと思い出した。 このようなうつくしい夕暮れをしょっちゅう見ることのできる人は幸福である。ふだんオフィスで働き、スポーツジムに通い、夜は夜で飲みにでかけうさを晴らし、恋に夢中になり・・・という暮らしではあのようなうつくしい夕焼けを毎日見ることは不可能であろう。
しかしながら、あのような夕暮れを見ずに一生を過ごす人は哀れである。あの澄んだ空気を吸わずに働く人々は。
家ではたらく主婦は子育ての合間に毎日でもあのような夕暮れを見ているのだろうか、と思った。ならばわたしの人生はなんであろう。このまま夕暮れを見るのが退職後になってしまうだけの人生か。
そんなことを考えた。
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