なか杉こうの日記
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昨夜は「ちょっと寅さん見るか」とビデオを見出したらとうとう最後まで見てしまった。第20作。大竹しのぶと中村雅俊と藤村志保が出る作品。みんな若くてういういしい。
このあいだNHKで「背負い富士」という題だったか、中村雅俊が清水の次郎長に扮するドラマをやっていたが、主人公だけでなく、その一味がスパッと切れ味がよくてかっこよかった!八時からだったので見れない回が多く残念だった。あのビデオでも作らないかしら・・・。
日曜だったか、渥美清の特集を一時間半やっていて、これにも感心した。昔の浅草六区の様子とか、人情のある踊り子の話とか・・・。たんかばいとか。
浅草六区といえば、いつだったか、職場の人たちと散策したことがある。なんと雪の降る日だった。わたしは退職した人ともうひとり男の人と三人で、皆との待ち合わせ時間まで片隅の喫茶店に入った。窓から雪がちらちらちらちら降っていた。
退職した方はかなりの「インテリ」学者風の方で、もうひとりの男性も固い学者風。何を話したのか、けっこう「学究的な」はなしではなかったか。
それがなんとも心地よかった。変な友だちどうしの暖かさがなくって、固いはなしで。窓から雪が降り続くのが見え、ストーブがかんかん燃えていた。そのときは寅さん映画なんてわたしは関心もなかった。
関心が芽生え始めたのはもう、寅さんも亡くなって数年した頃である。高校時代からその時まで、寅さん映画なんて「ばからしい」と思っていたし渥美清も好きではなかった。
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