まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2012年11月13日(火) ■九州の旅4…神々が楽しんだエロチックな踊りで…

引き続き、九州旅行の話になります。
しばらくこの旅話が続きますが、どうぞ、
よろしくお願いいたします。<(_ _)>

先週からの続きで、高千穂の、
「天安河原」の話になります。








ここで、八百万の神々が、
隠れてしまった天照大神様に
「どうして出てきてもらおうか」
と、相談したのですね。




そして、思いついたのです。
「そうだ、隠れた岩戸の前で、
 わいわいやろう、踊りを踊ろう、
 そうすれば、きっと出てくる
 うんと楽しい踊りにしてな」

(と、言ったかどうかはわかりませんが…)




そして、天照大神様がお隠れになった
岩戸の前で踊りを踊ることにしたのです。




その踊り…、
踊りの名手と言われる、
天鈿女命(アメノウズメノミコト)と
言われる方が踊ったのですが、
胸もあらわに(つまり裸)で、
相当エロチックな踊り
だったらしいです。


そして、その踊りを、
八百万の神々が大笑いをして、
楽しんだとか。

(楽しんでいるそぶりかもしれませんが)




そっかぁ、
八百万の神様たちも、
裸踊りを楽しむんだぁ、
好きなんだぁ、
人間的なんだな、
などと私は思ったのでした…




ちなみに、この天鈿女命は、
現在、日本最古の踊り子として、
芸能の女神として奉られているようです。




そして、この天鈿女命の
踊りの甲斐ありました!





「何がそんなにおかしいのか、
 私が隠れているのに…
 楽しそうにして…」




と、天照大神様がちらっと、
岩戸をあけてその様子を見たのです。



その時です!
待ってましたとばかりに、
天手力男神(アメノタヂカラオ)
によって、大きな岩が
その入り口に差し挟まれ、
ついに、岩戸が開かれ、
天照大神様が出てきて、
そして、またこの世に、
光が降りそそいだということです。





よかった、よかった…
八百万の神々は、
ホッとしたでしょうね。

ということで、この踊りが、
高千穂の神楽の起源にもなっていると
いわれているらしいです。




その神楽。
現在は、観光用として、
毎夜見られるようになっています。
神楽の33番ある踊りの中から
4つの踊りが披露されます。
もちろん行ってきました。










午後8時〜9時までの一時間。
高千穂神社内にある神楽殿にて開催。
席は、いっぱいでした。








そして、始まりました。
こちらが、先ほど紹介した、
天鈿女命の踊り。









エロチックな踊りでは
なかったですよ〜
残念…(笑)



そして、こちらが、
岩を差し挟んだときの、
天手力男神の舞。









そして、最後は、
国を作られた
男神(イザナギノミコト)と
女神(イザナミノミコト)の
夫婦円満の踊り。










ところが、ここでも、
神々様たちは相当人間くさく、
イザナミノミコトは浮気をしに、
客席に降りてくるのです。

そして、人間の男性に近寄ります。
そこに、イザナギノミコトが
向かえに来て、









そうして、最後は仲良く円満、
子作りに励むというストーリーに
なってました。

(すいません、あまりのストーリーに
 笑ってしまい、手がぶれました)









この高千穂の地で、神々様たちが
人間と同じようなところもあると知り、
身近に感じることができました。
よかったです(笑)




さて、観光用でなく、本当の「神楽」は、
今年は11月17日〜2月10日まで、
行われるようです。

夜神楽は、なんと、
午後2時頃からはじまり、
夜を徹して33番の神楽を舞い明かし、
翌日の昼頃に終了するということですから、
すごいですよね〜

興味のある方は、ぜひ、
行ってみてくださいね。
(詳細→「平成24年神楽日程表」




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