竜也語り

2004年10月24日(日) 私はカラスになりたい。

今朝起きたら台所に柿が置いてあったのでそれを朝食にしようと剥いた。さて食べてみたら…「何じゃぁ〜こりゃぁーっ!」口一杯に広がったのは柿の甘さではなくシブさだった。あまりのシブさにそのまま吐き出してしまった。いや〜シブ柿のシブさは強烈だ。心臓までドキドキしてしまった…。子供だったら泣き出すのではないか?「シブ柿かな?」とは全くかまえていなかったので思いっきり噛り付いてしまったのだ。なかなかあのくっついたようなシブさが取れず昼過ぎまで口の中に残っていた。おかげで午前中は何となく愉快ではなかった。
こんなシブ柿を売るのか!?と腹が立ち母に何処で買ったのか尋ねたら知り合いの人に貰ったと言うのだ。その人の柿の木から取ったものだそうだ。頂いたものなら文句は言えない。シブいから気をつけた方がいいよ、とだけ言っておいた。

人間様は柿を外見だけ見ただけではそれがシブ柿かどうか判断することは出来ない。しかしカラスは何故かそれを見分ける能力があるそうだ。だからカラスが突っついている柿の木のものはシブくないとよく聞く。でもね、カラスがさんざん突っついた柿を食べる気はしないよ…。しつこいが今朝のあのシブさは凄まじかった。これは当分の間柿恐怖症になるかも知れない。もしかしたら今シーズはもう二度と柿は食べないかも…。カラスが羨ましいと思ったのは今朝が初めてだったよ…私は…。


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