2004年11月01日(月) |
「新選組!」第8・9話 |
●第8話「どうなる日本」
毎週お楽しみの「新選組!」も8話目に入った。昨日のタイトルは「どうなる日本」。 勇が当時の日本の攘夷思想の気流に疑問を持ち始めるところだ。
いきなり、沖田等の朝食場面で私はくすぐられた。 竜也くんの納豆の糸をくるくる回して切っている姿にはまってしまったのである。本当にファンとはめでたいものだ。 他にもこの食事場面は、くすぐられっぱなしだった。 お椀と箸を振り回して喋る姿。藤堂と仲良くおかずを分け合いながら食べる場面…。 沖田は19歳になるはずだが、仕草が少し幼い。計算ずくでやっていることだろう。そこにもうハムレットの姿はない。 大の男が何人もひしめき合って食事をしている姿は、なぜかほのぼのする。 現実の世界で、あんな事の面倒はご免蒙りたいが、あれだけいい男が揃っていたら、女としたら面倒も見たくなる(笑)
伊東大蔵の道場での沖田と伊東の弟子との試合…あれは面を付けてごまかしていたが、その道の専門の人だろう。 掛け声は竜也くんだったが、型が決まり過ぎていた。まだまだ竜也くんの殺陣はあんなに上手くないはずだ(失礼!)
今回少し疑問に思ったのは、みつの日本駐在のイギリス人に対する態度。 会っていきなり犬みたいに相手の匂いを嗅ぐだろうか? 現代の日本女性だってそんな大胆なことをする人はいない。ましてや当時の女性にまずいなかったであろう。 勇達と外国人の飲み会(?)もあまりに胡散臭い。 今回の大河は少し脚色すぎるきらいがある。 もちろん物語であるから、多少の脚色は必要だと思う。しかし、それがあまりにも奇抜すぎるのだ。 素人目から見ても「それはちょっとなかったでしょう〜」というのが多い。 こちらが思わず信じたくなるような浪漫ある脚色が好きなのだが…。(あくまでも私個人の嗜好であるが)
***第8話の私のつぼ(藤原総司限定)*** 1.納豆くるくる。 2.藤堂との小学生みたいな無邪気な食事シーン。 3.伊東大蔵に「私は人の名前を覚えない人の下では働きたくない」 と放った時の厳しい眼。 4.座りながら伊東に一礼した時の睫毛の長さ。(ほんの一瞬のことだったが私は見逃さなかった)
●第9話「すべてはこの手紙」
今回のタイトルは「すべてはこの手紙」。いよいよ勇の運命が大きく動き始める。 この運命の手紙が勇の目に留まる偶然が面白く脚色されていた。 勇の破滅(と言っていいか分らないが)へと向わせる手紙が、原田による大福の盗み食いとう、何とも間抜けな行為によって、勇に渡ってしまうのである。 人生のターニングポイントとなる手紙と盗み食い・・運命なんて結構こんな物なのかもしれない。
勇の「百姓出身」というコンプレックスが悲しい。 歳三に放った「ここは駄目男の吹き溜まりだな。」という言葉に気が滅入る。 この「百姓の出」と言う言葉は、これから先、勇が登りつめてもなおついて回り、拭い去ることが出来ないものになる。 結局勇の一生は、このコンプレックスに振り回されたようにも思える。
藤堂役の中村勘太郎さんが役にはまっている。 お世辞にも美男子とは言えないが(失礼)、それでも竜也くんとはまた色の違う可愛さがあって、なぜか隅に置けないのだ。 これが歌舞伎界のプリンスの成せる技だろうか…? 竜也くんは何でもしてあげたくなるタイプ、勘太郎さんは発破をかけたくなるタイプ。 どちらも、放っておけないのだ。ついついかまいたくなる。・・これが母性をくすぐるということなのだろうか。 ところで、勝海舟が登場したが、随分と軽い勝だった…。
さてさて、竜也くんの話。 今回はファンとしては、出番は少なかったが、美味しかったと思う。 なぜなら、竜也くんと赤ちゃんというゴールデンカップルを作って頂いたからだ。 たまを抱いている姿は、あの年齢の男の子にありがちなぎこちなさを見せたが、またそれがたまらなかったりする。 おんぶをしている時は、赤ん坊の重みで襟元が苦しそうだった。 スタッフの方、もう少し上手くおぶらせてあげて下さい…。
来週は月代総司が登場。 勇に「何で私だけ(京都に)一緒に行けないのか?」と食って掛かるシーンがあるはずだ。 どうして前髪を剃ってしまったのか、その辺りにエピソードがありそうだ。三谷さん、期待しております。 来週は、竜也ファンは必見だ。
***第9話の私のつぼ(藤原総司限定)*** ・たまちゃん抱っこ&おんぶ ・流派の型を塾生に教えている時の凛々しい瞳。 ・みつと二人でたまをあやしているシーンで、風車を持って、たまを見た時の優しい眼差し。(この表情は、彼が芝居中に時たま見せるのだが、私はいつもこれにやられてしまう)
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