竜也語り

2004年11月06日(土) 「新選組!」第18・19話

●第18話「初出動!壬生浪士」

会津藩預かりの身となった勇達だが、なかなかその活躍の場が与えられない。
そんな中、試衛館のメンバーと芹沢一派との間で、誰を局長にするかという主導権争いが繰り広げられる。
結局局長は、芹沢、新見、勇の3人に決定した。
すかさず歳三が自分と山南を副長に据えることを提案。
これはいい戦略だと思った。
一番手になるより、二番手に収まっていた方が、意外と自分の意のままに物事を動かせるのだ。

・・・と、ここまでは感心していたが、次に芹沢一派の平山と平間がその後に続き、今度は沖田が助勤となり…次々と役職が付き、結局平隊士は井上だけという(彼はこの時助勤にしてもらったのか?)何とも自己満足な人事となってしまった。
この辺り、まだまだ組織編成において未熟な彼等だが、兎に角一歩は踏み出した。

とは言っても、まだまだ活躍のチャンスは回ってこない。
そんな中、八木邸で試衛館チームと芹沢チーム対抗の相撲大会が行われた。
八木邸の女性達は徐々に浪士達に好意を持ち始めている。
特に原田に対する婆さんのお熱ぶりは、不思議と可愛らしい(笑)。
勝負は引き分けに終わったが、それまで何かと排他的であった斎藤が、この相撲大会で心を開く。
結局真の仲間意識とは、同じ目的に向って力を合わせること以外には、生まれてこないのかもしれない…。
これまでクールな表情を崩さなかった斉藤が、この時、はにかんだような嬉しそうな笑顔を見せた。
オダギリさん、素敵でした。

そしてついに待ちに待った初仕事がやってくる。
長州の人間が立てた幕府をからかうような立て札を取り除く仕事だ。
「出陣だ!」芹沢役の佐藤さんは、流石にばしっとこの台詞をキメテいた。

□18話の竜也くん□
今週は竜也くん本人がお薦めの回だけあって、竜也ファンは随分と楽しめたのではないだろうか?
お梅の恋心が、もうどうにも止まらない。
お梅に鼻毛を読まれている感があるが、自分に彼女が気があるなどと、気の毒になるくらいの総司のおめでたさが、おかしい。(ここら辺、上手いですよ、竜也くん。)

さて、いきなり画面がひでとのツーショットになり、総司が顔をひでに近づけた時は、ラブシーンが始まるのかと勘違いし、これはひでの妄想シーン(笑)なのかと思ったら・・・

なんだよ!匂いを嗅ぐのかよ!
でも竜也くんのあんなふざけた姿も、変に色っぽいと思ってしまう私は病気だろうか…。
更に、「ホントだ!姉上と同じ匂いがするぅ!」「姉上〜」と、ひでに抱きつく総司のあまりの可愛さに、ニタ〜ッと笑ってしまう、私の気味悪さよ…。
三谷さん、竜也ファンがどうすれば喜ぶが分っているでしょ!?
私は何か自分がいいように三谷さんに遊ばれているような気がする…。

お梅に会いたいがために、使いの文をわざわざ自分から持っていく総司。
しかしそこで芹沢とのツーショットを目の当たりにして、今度は大袈裟に落ち込む(笑)。
もうたまりませんわ〜。

「大人の恋って・・感じやなぁ…。」
ひでと総司の会話は微笑ましい。
あの二人の姿を見ていると、ほんわかした気持ちになる。
愛らしい総司もあとどれ位楽しむことが出来るのか…。
そんな名残惜しさを感じさせる藤原総司でした。

***第18話の私のつぼ(藤原総司限定)***
・画面にはあまり映らなかったが、剣の稽古中の張りのある掛け声。
・可愛いのか色っぽいのか訳が分らなくなった匂いを嗅ぐ総司(今週は犬になっていました…)
・相撲の試合中、お梅にいいように遊ばれ(表向きは総司を応援しているのだけどね)、いいとこ見せようと思ったのか、気をとられたのか・・結局負けてしまったお馬鹿さん総司。


●第19話「通夜の日に」

八木家の久が亡くなった。
勇達は葬儀の取り仕切りを申し出る。
始めのうちは迷惑がっていた源乃丞も、浪士達がしきりに働く姿を見て、彼らを見直すようになる。

通夜の最中に久坂達が弔問客としてやって来る。
勇と久坂の言葉のやり取りは、いたって静かに進んでいく。
丁寧な言葉の裏に相手への敵意が丸出しな事は日常でもよくあること。
こんな時は、先に仕掛けた方が負けなのだ。
一触即発の事態をおさめたのは、芹沢だった。
「場をわきまえろ。」「人の通夜には羽織ぐらい着てくるのが礼儀だ。」
芹沢の言っていることはいたってまともだ。
芹沢は容赦なく続ける。
自分が世の中を動かしたいがために、朝廷を利用しているだけだと…。
当たらずも遠からず・・だと思う。
痛い所を突かれた形になった(?)久坂をとりあえず追い払い、事態は表向きは丸くおさまった。

さて、浪士達を認めた源之丞は、ひでが女性であることを公表する。
その時の歳三の驚いた顔が面白かった。
先週も感じたのだが、山本さんは、ひょうきんな顔をつくるのが意外と上手い。
早速そのことを芹沢に話すが、芹沢はとっくに気が付いていた。
そっちの方も、芹沢の方が勇達より一枚上であった(笑)。

□19話の竜也くん□
今週も見せてくれました〜。
今週の見所は、やはり芹沢とお梅と総司の三人の場面。

ひでと話をしている最中に、お梅に呼ばれ、嬉しそうにのこのこと部屋に入ったのはいいが、そこでまた芹沢がちょっかいを出す。
「腕はたつが、まだ人を斬ったことがない。」と芹沢に挑発され、「初めて斬る人が芹沢さんだったりして。」と皮肉な笑顔で言い返したまではよかった。
しかしまた、芹沢に「赤ん坊の目」と言われ、更にお梅に顔を近づけられ「綺麗な目」とじっと見つめられた辺りから、だんだん怪しくなってきた。
「やめて下さい。」と総司の戸惑った顔に、胸キュン。

今回の芹沢はしつこかった…。
「その目に汚れたものを見せてやりたい。」と芹沢。
「言うだけでなく、早く見せてくださいよ。」と総司も張り合って見せたが、粋がりもここまで。
芹沢は総司の目の前でお梅とのキスシーンをやって見せた。
それを目をそらさずにじっと見ている総司…。この時の総司の瞳がキラキラ光っていて、この何とも言えない顔に…またまた胸キュンキュン。
目をそらさなかったことだけが、総司の精一杯の強がりに思えた…。

・・・しかし・・・おいっ!鴨っ!あんた本当は総司のこと好きでしょ!?
若い人材は真っ直ぐ育てようよ!まぁ確かに芹沢みたいな人間が総司を鍛えてくれることは認めるが…。
あの屈折した愛情…。もう少し何とかなりませんかぁ?
だんだんエスカレートしてくるではないか。
おまけに最後は暴力的に無理矢理酒を飲ませ…。
もうここまでくると、サディズム的な快楽を得ているだけの鴨であった…。
いやだわ〜。ゆがんでるわ〜。

口直しにひでとの話。
自分が女であることを総司に一番先に話したいと紅をひくひで。
女の姿に戻って、総司を見つめるひでの笑顔は可愛らしかった。
さて、遠回しに自分の思いを総司に告白したひでであるが、これから総司のひでに対する態度がどのように変化するのだろうか?

***第19話の私のつぼ(藤原総司限定)***
・さっきまでの能書きは何だったのかとお思いでしょうが…芹沢に苛められている総司・・。(結局私は鴨と同じかいっ!)
・通夜の報告の際、一人でこっくりこっくり舟こぎ総司。幼稚園児ではないのだから、少しくらい夜遅くなっても起きていられるでしょ!(笑) 「ステラ」に書いてあったのは本当だったのね…(苦笑)


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