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人間失格


ヲトメなら。
いちどは通る、太宰。
アタシがこの本を読んだのは。
中学生の頃。
今になって思えば。
太宰を読んだ、というよりも。
太宰を読んでいるアタシに酔っているような。
オコチャマモード全開だった。



ふとしたキッカケで。
眠りに眠っていた、太宰の、「人間失格」を。
1ページ読んでは戻り。
戻っては2ページ読んで……。
といったカンジで、じっくりと、かみしめるように。
読みだしたら、なんと言の葉のキレイな作品なんだろう、と。
鈍色に煌めく感性も。
ゾク、と想いが泡立つ。
この年齢を経て。
だからこそ。
みえてくるものがある、そんな。
感じ。



健康に、もどろう……。
イノチの先を告げられて。
もうじきに、1年がくる。
あとどれくらい、とは考えず。
今をシアワセに、ありがたく思えるような。
「人間失格」を読みながら。
なぜかこんなことばかり考えるアタシ。
うん。
健康を。
取り戻そう。
不完全の完全。
脆くとも強靱な、
ココロあるいはタマシイ。



来月にはまた。
県営住宅の抽選月がくる。
前回の募集では外れてしまったけれど。
今度こそ。
当たってくれますように。
そして、今なお迷惑をかけ続けている、元相方サマにも。
これ以上。
頼っていないでアタシの足で立っていられるくらい。
健全なカラダを思い出そう。



アタシはやっぱり。
書くこと、が。
書けなくとも書くことが……。
いち番の健康法なんだろうなあ。


2009年09月14日(月)




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