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Color of the wish


web拍手のお礼用の話がずいぶんとそのままになっていたので。
10話ぶん上げていたのを全て下ろし、新しく話を書きました。
自分のほぼ原点となる「wish」から久しぶりに安曇斗馬を引っ張りました。
BL小説、初、ではないのです。
その前に小説のような話を2〜3話書いていました。
当時はワープロで(驚
FDに保存していたのですが、いつしかワープロからパソコンへ変わり、そのFDも開けないまま、未だに手元に残っています。
「wish」は、雑誌投稿をした初の小説(と呼んで良いのかは?)です。
投稿した時には「Color of the wish」というタイトルの、アンハッピーものでした。
願いの色、という自分なりのテーマがあったからです。
それが、たまたま、「賞」に入り、誌上で編集者さんからのコメントをいただけることになりました。
まずは、タイトルが悪い! 日本語タイトルで。
あと、人に読ませたいのだったらハッピーエンドで。


ドンドンといきなりのパンチ炸裂でした。
編集者さん曰く、タイトルは「祈りの色」ではどうか? と。
そして最後をハッピーエンドにと。
でもアタシの中では「祈り」ではなく「願い」だったし、どう変えたらこの展開の後にハッピーエンドが待ち受けているのか、それはわかりませんでした。
まあ、この後、アンハッピーものを書くことはあまりありませんでしたが(ひと作品だけあります)。
自分自身が内向的だったこともあり、真夏の向日葵のように弾けるような明るさを持つ小説を書けずにいました。


そんなこんなで、サイトを作った時から真っ先に上げている小説ではありますが、もう10年も前のことでもあり、この頃は読み返す機会もなく、はた、web拍手用の話を何か……、と考えた時、うん、初めに戻ろうと、この「wish」に戻りました。
人の違いはあれど、やはりアンハッピーよりもハッピーエンドの方が良いのだ、と気付いたのは、いろいろなBL小説を読んでいくうちに、アタシが誰より何よりハッピーエンドを望んでいることに気付いたからです。
BL小説はファンタジーだと思っています。ファンタジーなら、やっぱり悲しい行く末よりは幸せなラストの方が良いと。
そんな気持ちでもう一度「wish」を読み、誤字脱字にもあっちゃーと思ったけれど(恥)、やはりもう少し救いの見える内容にしたら良かったのかな? などと思いました。
今更救いを挟むことも出来ないと観念していますが、新たな視点で今一度話を始めても良いのかなあ……、とも思ってみたりしました。
web拍手用の話は、やっぱり突発的な話で、なかなか短く纏めることができず、思った以上に長くなってしまいましったし、そこにハッピーを埋め込むことは出来なかったけれど。


拍手、という何だか姑息な手段で読んでください、というのも痛いかも、とか恥ずかしい気持ちで一杯になるのですが、もし「wish」を読んでいただけた方がいらしたのなら、拍手ではなくて全くかまいませんので、少しだけでも変わっていく安曇斗馬を読んでください。


また、拍手用のお礼は10話まで入れることが可能です。
今までは本編には関係のない、オレ、ボク、キミ、といった感じで書いていましたが、これから少しずつ増やす予定の話は全て本編または短編の中の名前の付いたふたりにしていく予定です。
好きなふたりがいらっしゃればぜひひと言メールでも拍手のひと言でもBBSでもかまいませんので、耳打ちしていただければと思います。

2012年01月20日(金)




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