INDEX

思考が散乱している


躁状態になったことは一度もないけれど。
ここ数日のアタシの思考は、躁状態そのもので。
少し息苦しい。
ハッと思うと、アタシの思考はてんでばらばらで。
纏めることができない。
刹那。
今の季節がわからなくなる。
こんなに寒さに向き合っているのに。
または。
自分がいつの時代を彷徨っているのか、それもわからなくなる。
どれもこれも一瞬のことばかりなのだけれど。
おさるの顔を見て。
この人は……? と思いすぐに息子なのだと理解する。
その少しの間が、忙しい。
これがいわゆる『まだら呆け』か、と。
呆けるにはまだ早いよ、と。
自分自身に言い聞かせる。
けれど。
これがいわゆる若年性アルツハイマーではないか?
そんなふうに疑っている。
年齢を重ねるごと、あれもできない、これもできない、が増えて。
自分、どうなっていくのか、心配。


まずは外へでよう、と思っても。
スニーカーを履く手がためらう。
昼間は陽射しが眩しすぎるから。
ほっ〜と、安心できる月の下がいい。
密やかに息をしている方が心地よい。
そして、
そして。
いてもたってもいられない。
この感情に溺れそうになる。
何だろう、この焦燥感。
おかしい程の涙脆さ。
すぐに涙が溢れてしまう。
え? そこ泣くところじゃないよね。
けれどアタシは泣いている。
この症状に名前をつけて欲しい。
名前がわかれば。
何だか安心できるし。
ああそっかーと。
笑みを浮かべることができる、から。

2012年01月28日(土)




My追加 *櫻井水人*MAIL