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2005年09月15日(木) 『降参』

それまでの彼とのセックスでは、私はほぼ受け身だった。
してあげるのは好きなんだけれど、
彼の方が私の数倍(というかもっと)
相手にしてあげるのが好き、らしくて、
私がしてあげてても、いつの間にか逆転してることがほとんどで。


帰りの時間を気にしなくてもいい夜だったから。
お酒もちょっと多目に飲んだから。


いつものように彼からのキスを受けていたときに、
私がいつもより少し、強引に迫って(?)みたら。

「じゃ、今日は楓に甘えちゃおうかな」って言うから。

いつもより少しだけ濃く、優しく、でも強く、ゆっくりと。
彼のを口に含んで。


しばらくそうしていたら、彼の声が変わって。
「…かえで。 もう、ダメ。降参…」


それだけ言うのが精一杯であとは体をくの字に曲げてしまった。笑。
「んーー」ともう一度口に含もうとしたけれど、
「も、だめ。ううう…」と言葉にならない彼。

今日はちょっと大胆だっていいから。
そのまま彼の上に腰を落とした。


酔ってるから?
泊まれるから?

それだけじゃないけど、
たぶんそれまでの私とは全然違う顔をしてたはず。
まるで自分が自分じゃないみたいに、動いてた。
ほとんど無意識で。

彼の声が、
耳に心地よい。



最後は、
やっぱりいつものように
私が下になっていたわけ、なのだけれど。


おやすみのキスをして、
そのまま朝まで眠れるのは
なんて幸せなことなんだろうね。


やっぱりこういうのを書くのって、
かなり恥ずかしいですね。
最初で最後かな。笑。


菜々 |MAILPhoto


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