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2005年09月16日(金) また。

遮光カーテンと寝室のドアで、外の明るさはわからなかったけれど
普段の習慣というのか、6時をまわったころに目が覚めた。

深く深く眠っていた秋だったけれど、
私がトイレに立ったりもぞもぞと動いたりしている気配で
浅い眠りになってしまっていたらしい。


お天気はどうなのかな、とカーテンをそぉっと開けた。
深い、深い、霧がかかっていた。

「外の天気、どんな感じ?」
私が窓の外を見ていると、彼の声が聞こえた。
「雨は降っていないみたいだけど、霧がすごいよ!すごく幻想的…。」
「そっか」
振り返ると、彼がにっこり笑って私を見てた。
「おいで^^」

一緒の朝っていいなぁって、しみじみ思う。
おはよ、って言ってキスをする。

「一緒って、いいね」
「うん」





チェックアウトの時間。
でも離れたくなくて、ずっとキス。

「チェックアウトしなくちゃね」
「うん」

そういいながらずっと。
結局一時間近く、そんなことをしていた。


ずっと一緒にいるのって、どうなんだろうって本当は心配な部分もあった。
たとえ一泊でも、見えるものはかなり大きい筈で。
でも彼と一緒にいるのは、本当に自然だった。


部屋を後にする時に、
また来たいね、来ようね、って何度も言った。


霧はすっかり晴れていた。


菜々 |MAILPhoto


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