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2005年10月09日(日)
地震とPTSDと親の責務


パキスタンでM7.6の大地震だそうです。

私も一度大地震に遭ったことがあるけど、
あれって思った以上に心理的に痛いよね。



私の体験した震度6とかの地震も、
始めは弱い揺れからだんだん大きくなって
やがてゆっさゆっさと大変なことになってしまいました。

震度2とか3とかの微妙な余震でも、
ひょっとしたらこれが大地震になるんじゃないかって不安に襲われます。

一度大地震が起きると2とか3とかの余震はしょっちゅうだから、
そのしょっちゅうのたんびに(余計な)不安に襲われる、みたいな。

震度2とかほとんど感じない微妙な揺れなんだけど、
そんなちょっとのことでビクッてしちゃうんだよね。

PTSDがどうとか言うつもりではさらさらなくて、
単に見た目以上に怖いっていうか、副作用があるって感じ。



そう、PTSDってイマイチ好きじゃないんだよね。

なんか悲劇のヒロインぶってる感じが好きじゃない。

地震とか小学校に通り魔事件とか事あるごとに
心の傷とかカウンセラーとかいう言葉が飛び交うけど、
そんなの特別なことじゃない日常茶飯事なわけで、
そのくらい自分自身で解決しなさいっていうか、
そうじゃなかったら周囲の助けを借りてどうにかすべきことで、
それでどうにもならないときに最終手段的に
医療者に頼ればいい話だと私は思う。

もう一つ私に言わせれば、「自己解決」よりも「周囲の助け」の方が
より重要…っていうか欠乏しやすいんじゃないかって考えてる。

例えば殺人事件が起こった小学校で、
生徒の心のケアの為にカウンセラーを常時配置するとか
事件のあった校舎を建て替えるとかいう話。

私はそういう対策を否定するつもりはないし、
カウンセラーや建て替えによって子どもたちが楽になるのは
とてもいいことだと思う。

ただそういうのに頼る前に、親や教師や友達同士で
その傷を癒してあげられるのが本来のあるべきカタチ…
言うなれば自然治癒力なんじゃないかな。



特に私の個人的な見解からしてその役割を最も果たしていないのは、
親だと思う。

自分の責任を果たさないまま、学校の過失だとか
ぎゃーぎゃーわめいてる親がいちばん好きじゃない。

PTSDに限らず、躾だとかいじめだとか性教育だとか…
親が無責任なところはもっと多岐に渡る、
と私的には考えてるんだけどね。



私が主夫になりたい理由の一つにそれもあったりします。

親がもっと子どもをたくさん面倒見てやれるように、
共働きはしたくないってやつです。



あ〜今日はくどくどした。

たまにはこういうのもすっきりするね。







エンピツ