私の雑記帳
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2005年10月18日(火) 走り書き

漠然とだけれど、何かものを書く仕事がしたいと
何年も前から思ってきた。
けれど、その「何か」が問題。そんな仕事はない。
第一、物書きになる才能も意欲もない。
「何か」思い切り、文章を書いてみたいと思いつつ
歳をとってしまった。



元・夫がアパートを借りて昨日からそちらに寝泊まりするようになった。
私の実家の隣の奥という、奇妙な距離だけれど、
とにかくお互いにほっとした。
子供たちは、最近の私の不調を感じてか、
昨日は父親のアパートに泊まりに行ってくれた。
あれほど父親を毛嫌いしていた長女も
なぜか最近は、父親と話す機会も見受けられる。
しつけはともかく、親としての適性は、あちらの方がある。
私は、自分が経済的に自立できたら、
いろんなことがもう少し、ましなふうに回ってくれるんじゃないかと
淡い期待を抱いている。



アイロンをかけながらテレビフランス語のビデオをまとめて見る。
片手間に見ているようでは、勉強にもならないが
とりあえず見ることすらやめてしまうと、
何もかもが無になってしまうような気がして。
いつかは外国に行きたい私にとって、
語学の勉強は私の大きなテーマであるが、
なかなか努力する手間をかけることが出来ない。
本当は英語もやりたいのだが、英語を始めてしまったら
フランス語から遠くなってしまう。
「ラ・メール」を聴いていると、フランス語も諦められない。
仕事をみつけて、自分でお金を稼ぎながら、
語学の勉強にも励むことが出来る日々がきたら
あるいは私は、恋愛にのみしか幸せを見いだせない自分から
解放されるのかもしれない、などと考える。

高卒の私は、歳とともに強くなる学歴コンプレックスに、
息苦しさを感じている。
理数に進んでおけば良かったと思っても、時はもう戻れない。
語学は、覚えることばかりで一番不得意な分野だけれど
いまから何かをやるとしたら、それしか思い浮かばない。
今の私に必要なのは、生きがいなのだと思う。
35を過ぎてから思い描いていた豊かな中年ライフというのは
恋愛だけではなかったはず。
フランス語の勉強とピアノを初めてからもう6年になる。
ピアノは原因不明の痛みでやめてしまったけれど、ここのところ
また弾き始めたくてうずうずしている。
Carole Kingの素晴しいライブ盤「The Living Room Tour」を聴いていると、
音楽への果てしない憧れと、
外国語を会得したいという強い思いが
私を揺り動かそうとしているのを感じる。



今日の体調も、かなり悪い。
風邪を長らくこじらせているせいもあるのだろうが、
とにかくだるい。
何かの呪いのように、体調に関しては暗闇の中にいる。


pearl〈パール〉 |MAIL

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