私の雑記帳
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2005年11月19日(土) 悲喜こもごも、多忙な一日

長女が伴奏に選ばれた合唱の本番が今日だった。学区のイベントではあるが、出場校の関係者以外はそれほど人はいない。それでも、親の私はものすごく緊張した。曲は「栄光の架け橋」だが娘は大きなミスもなく、そつなく弾けて本当に良かった。本当にほっとした。たいして緊張していなかったらしい娘本人も、なんとか弾けて安堵の表情。私はあまり褒めてやったことがないが、過剰に褒めてやったので娘も気をよくしていた。娘にとっては、成功したことより母親に褒められたことの方が大きかったかもしれない。「いつか大人になったら、あれ(今回の伴奏)って私の栄光だったよな〜と思い出すよ、きっと」と身も蓋もないことも言ってしまったが、娘も笑っていた。久しぶりの平和なひとときだった。来週の土曜は家族参観で5時間目に全学年が体育館で合唱するが、その時も同じく伴奏するのでうまく出来て欲しいと願うばかり。
最近、娘はようやくピアノが好きになってきたらしく、出ないと言い張っていたピアノ教室のクリスマス会にも急遽参加することに決めた。曲選びについて口を出すと、「だからピアノはつまらない」と言い出すので私はノータッチだったけれど、なぜ流行歌では練習にならないのか、最近ようやく私の言っていたことが理解できるようになったようで、ピアノ曲をやりたいと言い、以前に使っていた教本から、簡単に編曲しなおしてあるが「別れの曲」(ショパン)をやるという。(先生にピアノピースの楽譜を見せていただいたら、目眩がしそうだった)
何のジャンルの音楽を好きでもいいのだが、子供のときに身につけておけば、一生にわたって音を楽しめる。だから、私は娘にもう少しピアノを続けて欲しいと思う。
私自身は歯の矯正もそうだったが、三十路を過ぎてようやくピアノを習い始めた。豊かな中年ライフを目指すはずだった。私生活も体調も悪くなって停滞して数年経つけれど、今からでもまた少しずつ気持ちが豊かになれるよう努力したい。

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長女と二人で買い物に出て、久しぶりに行きつけの日本茶の喫茶店に行ってみると、当地で作った紅茶がようやく喫茶に出ていて飲んでみたが、さっぱりしていて美味しかった。
前にも日記に書いたが、また和製ロビン・ウィリアムス(瓜二つ)と遭遇。(次女の保育園の同級生の父親で、喫茶店の店長の幼なじみ。その店の設計をした一級建築士)独立なさったそうで、また名刺をいただいた。土曜日なので店は混んでいて、しばらく前にも客として来ていた地元NHKのアナウンサーの顔もあった。お店が有名になるのはいいことだが、土日はやはり混んでいるので、長居も出来なければ、店長やチーフ(奥様)とお話する時間がないのでもったいない。

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娘が丸井のGAPを見たいというので、久方ぶりに行ってみると、以前私がパートで一緒だった苦労人のOさんが掃除婦として床を掃いていた。真面目を絵に描いたような人で、まだこんなに頑張っているんだ、と思うと胸が詰まった。GAPの服なんぞを見ている親子連れは、私たち親子を除けば、みな中流くらいにはお金がありそうだしお洒落だし、親子連れはみな子供に相当お金がかかっていた。そんな中で、寝たきりのご主人と成人しているとはいえ3人の子供と、苦労して立てた家のローンに追われているOさんの苦労を思うと、その場にはいたたまれぬ気持ちになる。Oさんは不器用だけど何事にも一生懸命で、手を抜くということのない人だった。無駄な話しも愚痴も一切言わなかった。Oさんの境遇と自分の境遇など考えると切なくなった。

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夕方久しぶりに、家族で銭湯に行った。
ここぞとばかりにサウナに入るが、なぜか汗があまり出ない。やはり代謝が悪いのか。急いで身体と髪を洗うがその後湯船(ジェットバス)に入っていられたのはたった3分で、時間がなくて泣く泣く風呂から出る。いつも思うが、今度はゆっとり一人で行きたいと思う。

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午前中に行った病院(いつもの泌尿器科)で週刊誌を見たが、今度やるドラマで宮沢りえと瀬戸内寂聴の対談が載っていた。構成されているので、実にたわいもない内容になっていたが、瀬戸内が51で出家して確実に守ったのは男を絶ったことだと言っていたことと、過去の男はすでにみな死んでしまったと言っていたことがやや印象に残った。

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今日は一日ジャニスの「pearl」を聴く。
お気に入りは「TRUST ME」
最近ジャニスに惹かれるのは、何か爆発したいようなエネルギーを抱えているのだろうか。


pearl〈パール〉 |MAIL

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