昨夜は、なかなか 眠れなかった。
だって、数学の宿題が なかなか 終らなかったから。
考えても 考えても 解らないの。
もう とことん バカなんだもんにょ〜!!!
諦めて 寝ようと 思ったけど、
眠れないんだ これがまた。
私は、ベッドから 起き上がり、
カーテンの隙間から 外を 覗いて 見たりした。
外といっても それは、つまり お隣の 家なんだけど。
カーテンの ちょっとの 隙間から、何か見える。
ちょうど 私の部屋の前が、お隣の 寝室みたい。
なにやら、男と女が ベッドの近くに いるのが 解る。
男は、ゼンマイ仕掛けの 人形みたいに 同じ場所を
行ったり 来たり。
女は、ベッドの上で 腹筋をしている。
部屋の電気は、つけたまま。
ちょっと 眩しい。
部屋の中に いるのは、おじさんと おばさん?
それとも、娘さん夫婦?
う〜ん。 ちょっと女は、若いな。
何故 若いと思ったかというと、
別に 理由なんて ないんですけど。
それにしても、ふたりの顔が 見えそうで 見えない。
この じれったさは、何?
どうでも いいけど、許せないよ。
何か とてつもなく ムカつくよ。
あぁ 汚らわしいったら ありゃしない。
そんな時、突然 部屋が 暗くなったんだ。
何も 見えない。
チェッ。
だけど、10秒位 たった時、小さな 灯りが ついた。
ゴクリ。
ボンヤリだけど、何か 見える。
男は、上半身ハダカで 帽子を かぶったり、脱いだりしている。
こんな時に、
なに 帽子なんか、かぶったり 脱いだりてして、遊んでいるの?
なに やっちゃてんの?
そんなに 髪の毛が、モッサモサなの?
そんな どーでもいい事を、考えていたら
トイレに 行きたく なっちゃったよ。
しかし今、行くべきじゃないよね。
なんたって、これから 何か 凄い事が 始まるカモぢゃんね。
男は、帽子を ついに 脱いだよ。
そして、女は、その帽子を 受け取り
どっかに、ほうり投げたんだ。
男は、女の 肩に手を のせて。。。。
はに?
はに?
この先に 何が、あるの?
私の 知らない 大人の世界。
そっと 覗いてみたい 乙女心。
ラリホー!! ラリホー!!
もう 踊っちゃうもんね。
だけど、限界。
どど〜んと、限界。
じりじりと、限界。
我慢できないよ。
もう そこまで来てる。
早くトイレに 行かないと大変だよ。
そんな 私の気も 知らないで
お隣の部屋の 灯りが、突然ついたんだ。
うっそ〜ん!!!
何 あれ?
うっ わぁ〜
熱いほ、抱擁を交わしたよ。
だけど、あの人 誰だっけ?
悪夢のような、衝撃のシーンが、
まだ、目の前で チカチカしている。
一体全体、これは ど〜なっちゃてんの?
あれは、帽子じゃなかったよ。
ヅラだったよ。
お隣のおじさんは、半ハゲだったんだ。
どびっくりし過ぎて 出ちゃったカモだよ。
約1滴位。(何が出たかは、秘密。)
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