みおが、今の彼に何か 不満を感じてる みたいなんです。
あみ 「彼と別れちゃうの?」
みお 「う〜ん。まだ決めてないけど、多分別れると思うよ。」
あみ 「何で?カッコイイのに。いつ別れるの?」
みお 「う〜んと。基本的に、馬鹿 嫌いだから しょうがないよ。
まぁ〜 別れるのは、別にさ、すぐって訳には いかないけど かぎりなくスグに近い ちょっと先ぐらいかな。」
あみ 「それって、いつ? まぁ〜いいや 混乱するから もういいよ。 それよか、彼は かなりの馬鹿なの?」
みお 「そーみたいよ。」
あみ 「だけど、ちょい馬鹿くらいじゃないの?」
みお 「う〜ん。私より馬鹿ってとこが、嫌なのよ。」
あみ 「みおより馬鹿なの? じゃさ、そーとーの 馬鹿だね。」
みお 「そーなのよ。 えっ!?」
あみ 「だけど、何でみおは今まで、彼が馬鹿だって事 見抜けなかったの?」
みお 「何か、馬鹿を 隠してたっぽいの。」
あみ 「馬鹿って、隠せるの?」
みお 「うん。あんまり喋らなかったから、解らなかったの。 だけど、昨日 ちょろっと 馬鹿な事 言ったのよ。」
馬鹿者は、非常に努力家みたいですよ。
毎日、会っていたのに 全然相手に気付かせないんですから。
たいしたもんじゃないですか。
努力家にも程がありますよ。
勉強すれば、いいのに 隠そうと必死なんですから。
だけど、いつかはバレてしまうんですよ、みおの彼みたいに。
あみ 「ところでさ、みおの彼は、何て馬鹿な事言ったの?」
みお 「彼がさ、友達の前で私に こう言ったのよ。
「こいつは、気の置けない友人だから 心配しなくても大丈夫だよ。 だから、安心していいよ。」って言うのよ。
気の置けない友人なのに、何で安心できるんだよって感じじゃない?」
ぬあんだって!!
馬鹿は、みおぢゃんよ。
気の置けない友人というのは、気遣いする必要がない友人という意味だよ。
遠慮しなくても、いいよって事だよ。
だから、彼は安心していいよって、言ったんだよ。
彼は、馬鹿じゃないよ。
馬鹿は、みおぢゃん。
ところで、あなた様は、何様ですか?
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