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あみの秘密日記
水城あみ

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2005年11月13日(日)
女って何?




11月のちょっと寒い日曜の朝。

私は、のんびりベッドの中で、ぬくぬくと まどろんでいると、

父・恭兵と、母・美奈子の話し声。




恭兵  「だから、もういいよ。」

美奈子 「何がもういいよよ。私はよくないの。」



恭兵  「子供たちに、聞こえるだろ!? その話しは、今夜にしよう。」

美奈子 「いやよ! 今すぐじゃないと私、死ぬから!!」






死ぬ!?





一体全体何事!?

死ぬなんて、やだやだやだぁ〜!!!

いやな予感が、私を困らせる。





うっ!!

何? 

この痛み?

妊娠?

まだ私は、乙女だからあり得ない。




もしかしたら、母・美奈子が妊娠?

乙女じゃないけど、もっとあり得ない。



ふざけてる場合じゃなかった。

さすがの私も、悩みましたよ。



だって、朝から 何も喉を通らないんだもの。

こんな事は3年前の、ホームレスのじぃさんのオカマが、

腐ってる生ごみを、むさぼってるのを見た時以来だよ。




胸が辛くて苦しくて、いっそこのまま死んでしまおうか

なんて思ったけど、まだ私は結婚もしてないし、

子供だって産んでいないので止めた。




だって、私はまだ若いし美しい。

死ぬなんて、できないよ。





だけど母・美奈子はもう40代。

しわもたるみも気になるお年頃。

結婚もしたし、子供も産んだ。

もう何も残っていない。




一体全体、女って何?

女は、年をとったら死ぬしかないの?

年をとったら、何の役にも立たないの?




女は、何の為に生まれ、何の為に死んでいくのさえ

解らなくなった。



ホント解らない。

自分が、誰の子かも解らない。




この家には、もう母・美奈子の居場所は、無いのだろうか?

いやある。




私達の為に、食事を作り、掃除をし、洗濯をする。

いっぱいあるじゃないか。




だけど、こんな事がいやになってしまったのかな?

そんな事を、ぼんやりと考えていたのです。




美奈子 「やっぱ今夜は、すき焼きにするかぁ〜!!」


あみ  「何で?」



美奈子 「ちょっとねぇ〜 いい事があったから。」

あみ  「お母さん 死ぬの?」



美奈子 「死なないけど、何で?」

あみ  「朝、死ぬって聞こえたから。」




美奈子 「あぁ〜あれねぇ〜
      お父さんに、20万ちょうだいって言ったらダメだって
      言うから、くれなきゃ今すぐ死ぬからって脅かしたの
      そしたら、さっき20万くれたんだぁ〜!!!」













確かに。