時間は、けして止まらない。
大切な時間ほど、意地悪なくらい
足早に、過ぎ去ってしまう。
いつも時間を、大切に思っている私の携帯に
亀子から、電話が来たのです。
亀子 「明日の放課後、お話し したい事があるんですけど。」
あみ 「何、話って?」
亀子 「明日、話します。」
あみ 「悪いけど、受験の事で 頭の中 いっぱいなのよ。」
亀子 「30分でいいですから。お願いしますよ。」
あみ 「じゃ今、言ってくれる?」
亀子 「あみ先輩と会って 顔を見ながら 話したいんです。」
あみ 「何で?」
亀子 「その方が、落ち着くので。」
あみ 「じゃ今は、落ち着いてないの?」
亀子 「はい。」
あみ 「じゃいいよ。30分だけだからね。」
って事で、今日 待ち合わせの場所へ 行ったのです。
30分待ったけど、亀子は来なかった。
家に帰ってから 亀子に電話したのです。
亀子 「もひもひ。」
あみ 「何よ、もひもひって?」
亀子 「お菓子食べてました。」
あんでだよ!?
あみ 「私を待たせておいて、もう家に帰ってるって どゆ事よ?」
亀子 「はい?」
あみ 「亀子は、私の顔を見ながら、話したい事があったんじゃなかったの?」
亀子 「あっ!!!!!」
|